雲、晴天に在り 水、瓶に在り

サムライトルーパーの当麻君とオリキャラの転生編の異色恋愛小説です。本編はサイトにありますのでリンク張ってます。
人生を変えた作品を載せてみたいと思って載せています。壊された人生を取り戻させてくれた大事な作品です。二次にご理解のある方のみ閲覧してください。
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# お待たせしました。続きです

なかなか更新せずすみません。

やらなきゃーと思いつつ趣味を封印された私はカードを遊ぶ日々。

アメブロにスピリチュアルな記事を夜な夜な投稿しております。

 

今月は指輪物語で終わるかな?

新シリーズに突入かな?

 

涼音忘れてた〜。末っ子を忘れもう少しで七人の子持ちから六人にしてしまうところでした。

ごめんね。末っ子よ。

でわけわからん人はこれから明らかになっていくので大丈夫です。

一人は養女だし、一人は居候です。

これもからくりがあるんだけど。

九月更新してないのに来てくださった方ありがとうございました。

甘甘しばらく続くのでもうしばらく我慢ください。

ここまでは全員分話があります。

この後は本家と分家の話ばかり。他キャラでてこないー。修ぐらいしか。

あとじいじばぁば組。

そして二部の重要人物やらいろんな派生した人物のご登場。

混乱必須なので二部でご確認ください。

サイトはありますので。

多分、リンクしてるよね?

一部のエピソードがまだ終わってない。

こまったもんだ。

エピソードのラストをどうするかで止まってるんです。

入れたくない納豆という題名があるので。

これだけなしにしとこかな。

非公開部分もあるこのシリーズこまったものだ。

 

九月から少しずつまた載せていきますのでよろしくお願いします。

| comments(0) | - | 04:22 | category: 創作裏話 |
# ありのままに あるがままに  恋人たちのスケジュール 幸せの石・指輪物語前編

 

 

 

帰り際、彩は新一のそばにいる千鶴に近づいた。

「あ・・・彩さん?」

「ちーづちゃん。その左手に光るものは何かなー?」

 来た。千鶴の胸は跳ね上がった。

「婚約指輪だよ。昨日ちづちゃん、誕生日だったから」

「そうなの? お誕生日おめでとう」

 素直に祝う彩に申し訳なくなってくる。

「で指輪は毛利家のものなんだな?」

 斗真が割りいる。

「そうだよ。斗真はないのかい?」

「残念ながら全部くれてやった。入り婿だからな」

「斗真。安心して。私の誕生石ラピスラズリだから安いよ」

「要求してどーする。普通は男から渡すんだろうが。貧乏高校生に指輪を買う余裕はない」

 しっかりはっきり宣言されて彩はえーと声を上げる。

「そういえば彩と由良の誕生日いつなの?」

 アメリアが聞く。この双子には秘密が多すぎる。

「十二月二十四日。誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが一緒になる悲劇の日」

 今度は斗真がうなる。

「龍星と同じかよ。天と地の開きがあるな」

「りゅうせい?」

 記憶が落ち着いて自分の人生を歩み始めた彼らは現在の記憶をもとに生活してるため他人の前世には無頓着だ。

「一代目の息子」

 ふーん、と皆は流す。

「幸い明日は日曜日だ。模試の後町へ行くぞ」

「模試ボイコットじゃないの?」

「するか。模試はしっかり受ける。帰り遅くなるから。新一」

「わかった」

 察しのいい新一は斗真に答える。自分も千鶴にはとことん甘いからしかたない。

 

 翌日、模試の解答集を手に斗真と彩は車中の人となった。

「わー。都会だー」

 田舎くさい発言をする彩の後頭部を一回なぐると手を引いて歩き出す。恋人つなぎの手に彩の心はときめく。幸せ感がじわじわでてくる。ついた先はパワーストーン屋だった。

「指輪は無理だがブレスレットぐらいなら買ってやる。選べ」

 相変わらず野性的な発言だが大方照れているのだろう。

「なら。おそろにしよー。斗真と一緒のブレスレットがいい」

「い・や・だ。何でそんな女々しいのをつけないといけないんだ」

「女々しくないよ。ほら。男性用もあるよ」

 彩は少し大きめのブレスレットを見せる。絶句の後斗真が言う。

「わかった。その代わり安いのにしろよ」

「はーい」

 返事すると彩は店のすみずみまでいってブレスレットをつけてははめるという動作を繰り返す。

「煮え切らん奴だな。ラピスラズリはこっちだろうが」

 誕生日石コーナーに斗真は彩を引っ張っていく。

「だって安いのにしなきゃ。おそろにならないんだもん」

「値段は質と数だろ。皮ひものやつなら数も少ないし。俺もじゃらじゃらつける必要がなくなる。これならどうだ?」

 ラピスラズリと他のストーンの組み合わせた女の子らしいブレスレットを彩の腕にはめる。

「よし。いい雰囲気だな。お前はどうだ?」

「かわいい・・・。斗真センスあるんだ」

「あほか。ないわけないだろうが。お前がなさすぎ」

「でもちょっと値がはる。こっちはクォーツもはいってるよ」

「相変わらず嘘が下手だな。断然こっちの方が気に入ってるだろ?」

「う」

 この人にはかなわない。いつのときだってそうだ。心の隅までわかってる。

「じゃ。斗真はこっち?」

 負けじと彩も皮ひもでつながっているブレスレットを持つ。

「ご名答。かんはいいな。お前」

 なんだかんだいって結局自分の要求に応えてくれる斗真に泣きそうになる。

「どうした。泣いてるのか?」

 涙を浮かべているわけではないのにそれも当てられてしまう。

「泣いてない。ただ斗真が優しいから感動してるだけ」

「しょうもないことするな。夕食くいっぱぐれるぞ」

 時計を見るとかなり遅くなっていた。夕食を全部修に食べられるているかもしれない。

「じゃ。これとこれね。私もいくらか出す。少なくとも斗真の分は出せるよ。プレゼントしあいっこしよう」

 さっきから全額払おうとしていたがお互いのプレゼントにすれば彩がさらに喜ぶのは目に見えていた。そういうことが好きな少女なのだ。

「わーった。お前は俺の分を払え。俺はお前の分を買う」

 品物を持つとレジにさっさと並びに行く。

「まってよー」

彩は後を追った。

| comments(0) | - | 04:11 | category: 04ありのままにあるがままに 指輪物語 |
# ありのままに あるがままに 恋人たちのスケジュール 初秋・指輪物語

 

「ちーづちゃん。一緒にかえろ」

 新一がにこにこして千鶴を誘う。

「あら? 他の方は?」

「先に帰ったよ。模試の答え合わせだって」

「忙しいのですね」

「うん。僕らもそろそろ帰ろう。秋風は体に悪いからね」

 新一の心遣いにうれしくなる千鶴である。

 帰り道、コテージについて別れようとした矢先新一はポケットの中から小さな箱をとりだした。千鶴の胸が高鳴る。

「はい。婚約指輪。今日ちづちゃん誕生日でしょう? 母からもらった毛利家の指輪だよ。左手だして」

 少し緊張で震えた左手を差し出す。新一は当たり前のように千鶴の薬指に指輪をはめる。

「ぴったりだ。これでちづちゃんは僕のもの」

 ふわりと抱きしめる。

「昔、斗真が彩に成人前にもかかわらず早々に指輪していてうらやましかった。でも今世は僕が一番乗りだね」

 嬉しそうに言う新一が千鶴には愛しい。

「指輪がなくても私は新一さんのものですよ」

 わかってる、と言って新一は千鶴のつむじにキスする。

「だけど指輪ってきれいでつけてる恋人たちがうらやましかった。ずっと憧れてた」

「新一さんのお役にたてれたら本望です」

「ありがとう。ちづちゃん。誕生日プレゼントもあるからね」

 さっきから何やら大きなものをもってど打合せしたのかと思っていたが、そこから大きなブランケットが出てきた。

「これでちづちゃんも冬が越せると思うよ」

 まぁ、と千鶴は声を上げた。新一の心配りには驚かされる。ブランケットをうけとり身にまとう。

「あたたかい。新一さんの腕の中みたい」

「僕も入れて」

「新一さん?!」

千鶴は驚いたが、一拍のあと、巻いていたブランケットをひろげた。すかさず新一が入る。

「あったかい」

 新一がにこにこして言う。

「ほんと二人の体温でぬくぬくですね」

「今日は一日中こうしていようかな」

 冗談めかして言う新一に千鶴は驚く。

「ウソだよ。そんなことしたら彩と斗真になぐられる。日ごろの恨みをこめてね」

「うらみ?」

 不品行ということではなく? 千鶴の球の中ははてなマークでいっぱいになる。

「もともと僕たちは斗真と彩がいちゃつくのを邪魔しに呼ばれたんだよ。阻止する相手を差し置いていちゃついたら何言われるかわからない。だからちづちゃんとこうして仲良くできるのもここだけの話」

「そうなんですか」 

 千鶴は丁寧に頷く。

「で、ちづちゃん。婚約したことだし敬語やめない? 昔もそうだったけど」

「急にいわれてま・・・ても」

「ほら。すぐできた。僕だけの前でもいいから素のちづちゃんでいて」

「はい・・・じゃなくてうん」

「こうしてブランケットの中でぬくぬくしながら話してくれたらいいよ。僕はいつでもいるから」

「ありがとうご・・・じゃなくてありがとう。私も新一さんとたくさん話したい」

「じゃ、また話そう。こうして。今日はそろそろ夕食作りの時間が近づいたから帰るけど」

 名残惜しそうに新一は言うとするりとブランケットから抜け出した。

「僕たちの日々はたくさんあるからね。楽しもう」

 にこっと言われて千鶴は見とれる。名を呼ばれれぽーっと見とれていたことに気づく。

「いえ。つい新一さんにみとれてしまって。はい。また明日。私も奥千本へ行きたい」

 すねるようにいう千鶴を新一はだきしめる。

「上はうるさいだけだよ。丈夫になればいけるから」

「うん」

 まだ離れたくない。そんな様子の千鶴に新一は頬に軽くキスをする。ぽっと頬が染まる。

 じゃあね、と新一は去っていった。

 夕日に千鶴は指輪をかざす。きらきらダイヤモンドが輝く。そっとその指輪の上に手を置くとウソじゃないんだ、本物なんだ、と千鶴の中に温かいものが心の中に満ちていく。

 私たちも斗真や彩とおなじになるのだと千鶴は思う。新一は千鶴にはとことん甘い。そんな新一がうれしくていちゃつくのもいいなと思う千鶴である。誰かにみせびらかしたいと思いながらコテージに入る。

 明日になれば学校で彩が目ざとく見つけるだろう。新一はそこまで考えなかったのだろうか。うっかりしている新一がまた愛おしい。

 この指輪騒動は連鎖していくようである。その話はまた別の話である。

| comments(0) | - | 19:13 | category: 04ありのままにあるがままに 指輪物語 |
# ありのままに あるがままに 笑顔のままで 第一話 再会 由良サイド

 

 

 二人で闇の空間を浄化して吉野邸に無事帰ってくると由良は彩にかみついた。

「どうしてみなを突き落としたのです。あんなに一緒に会いに行こうっていってたのに!!」

 頭に血が上っている由良には彩が今にも泣きそうなのも気づきもしなかった。

「由良、わからないの? あんな所にみんながいたら死んじゃうのよ。あれが一番てっとりばやかったの」

「何も突き落とさなくても・・・」

 まだ反論したかったが彩の固い表情からはなにも生み出せないと判断した由良は言い放った。

「姉様を見損ないましたわ。私だけでもリョウに会いに行きます」

「行ってらっしゃい」

 背を向けて言う彩に由良は怒鳴る。

「姉様の頑固虫!!」

 そう言うと由良は自室へもどった。

 幼いころ両親を亡くしてすぐ覚醒した。昔の記憶とそれぞれの長としての覚醒は子供には重すぎた。いつも泣いている由良に彩はいつも慰めてくれていた。いつか会えるからと。一緒に会いに行こうと言ってくれていた。なのに今になって当の本人は五人を遠ざけ、自分にも付き合ってくれなかった。姉がいなくとも前世で生涯を共にした遼を忘れるわけにはいかなかった。覚悟を決めて荷物にいろいろつぎ込む。

 いったん片付くと由良はリョウの魂の色を探し始めた。それぐらいにはあの姉と同じくらい能力はある。実際浄化も姉がほとんどした。自分はほぼ補助役だ。何のための覚醒なのかわからなかった。ただこの力でリョウの居場所がわかる。

「どうか、リョウの所へ導いて」

 すっと由良の姿が消えた、由良の気配が消えたことは彩にも分かった。

「行ったのね。幸せになって。私の代わりに」

 筆頭当主としてこの最後の血を保たねばならない。片方が動けば片方は動いてはいけないのだ。

「ごめん。当麻」

 言葉がぽつんと落ちたが由良には届かなかった。

 

「リョウ!」

 目の前に現れたかと思うと由良はリョウに抱き着いた。手にしていた荷物が床に落ちる。

「かゆ・・・?」

 前世の名前をリョウは呼ぶ。

「今は由良ですわ。会いたかったリョウ。何年も待っていました。姉様は残るの一点張りでしたから私一人で来ました」

「か・・・ゆら。あの空間で大丈夫だったんだね」

 その言葉に由良は口を閉ざしてしまう。

「ゆら?」

 今世の名で呼ぶとようやく口を開く。

「姉様がすべて浄化しました。私は出来損ないの当主ですわ」

「そんなことないさ。ゆらがいたからあゆはできだんだよ」

「あゆは彩といったな。しかも吉野と・・・」

 トウマの言葉に由良が振り向く。

「トウマ・・・」

「みんなリョウの家にいる。吉野家なら十分すぎるほど知っている。俺が捕まえに行く。向こうから来ないならこっちから行く」

「トウマ・・・。姉様はおそらく倉にこもりっきりです。いつもつらい時はそこですから。今も一人で泣いてるんですわ。本当はトウマに会いたいのにやせ我慢して。どうぞ行ってきてくださいまし」

「りょーかい。ちゃっと行ってくる」

「大丈夫なの?」

 シンが不安げに聞く。

「記憶が確かなら姉様は前世で吉野の者に術をかけ替えてもらっています。そのほかにも吉野家と姉様のつながりは深いですからトウマにはすぐわかるでしょう。私はここでリョウのそばにいます」

「由良。俺たちも後を追おう。俺も由良と一緒に生きていきたい。今の俺には一人っ子でもないし長男でもない。なんのしがらみもない。由良の生まれた地で一緒に生きていきたい。二人は離れ離れはだめなんだろ? 双子だもんな」

「リョウ。それは将来婿養子になるということですわ。ご家族は納得なされるのですの?」

「納得するもしないも俺、三人兄弟の真ん中だからてきとーでいい。由良と生きていく」

「リョウ・・・」

 熱く見つめあっているとコホン、と咳払いが聞こえた。

「ラブシーンはよそでしてよね。僕たちも後を追うよ。案内してくれるね?」

「でも・・・」

「彩っていったっけあゆは・・・。またつらい思いしているんだろう? 仲間を落とした理由も聞きたいし。善は急げだ。シューウ。お菓子を詰め込むんじゃないよ」

「ええー」

 反論の余地を持たさずさっさと荷物のチャックをしめる。

「ほら。行くよ」

「母さん。じゃ。しばらく行ってくるよ」

「行ってらっしゃい。その女の子を幸せにするのよ」

 綺羅によく似た女性が送り出す。

「うん。じゃぁ」

 おセンチになりがちだったが急いでいたためあわただしく吉野邸へ向かった。いくらなんでも由良一人で四人のサムライトルーパーを抱えてテレポートはできないのでばか高い交通費を払って吉野邸についたころはめでたく彩と斗真の仲が落ち着いていた。

「由良様。この方は?」

 ぶしつけにも不審げに一行を見る吉野である。

「リョウよ。私、この人のお嫁さんになるんですわ」

「それはそれは。よろしいことでございます。失礼したしました。私は側用人吉野でございます。だいぶ前ですが斗真様が来られました。彩様と話されておられます。そろそろおちついたころですな」

「諒もこの地で生きていくと言ってくれましたわ。当主の血はつながりますわ」

「それはようございました。一族が増えるのはようございます。諒様のご家族はなんと」

「由良を幸せにしなさいと言って送り出してくれたよ」

「ありがたいお言葉です。吉野もそのお言葉に甘えさせていただきます」

「腹へったー」

 修が騒ぎ出す。

「今ご用意いたします」

 吉野が慌てて中へ入っていく。蔵から彩と斗真が出てきた。姉の顔は輝いている。うまくいったようだ。ほっとしていると諒が由良の頭をなでる。

「よかったな」

 そっと言う言葉に由良は涙ぐんでうなずく。今世は間違いない双子。切っても切れぬ縁がある。

 彩が気まずそうに謝る。

「いいんですの。姉様は姉様の考えがあるのですから」

「相変わらず苦労性だな」

 青慈が祖父モード全開で彩を見る。

「せ・・・おじいちゃま?」

「青慈だ。今世もいい度胸で突き落としてくれたな」

「それは・・・」

「青慈!」

「腹減ったー」

「しゅーう!」

 がやがやと静かだった吉野邸が一気に騒がしくなる。

 二人の少女と五人の少年の物語は今始まったばかりである。

| comments(0) | - | 20:21 | category: 2ありのままに あるがままに 由良サイド |
# 次は指輪物語になります。

次は五話ぐらいあったと思いますが婚約指輪の登場です。

みんな物持ちいいから(笑)。

昨日由良サイド下書きして短編作りました。

先にそちらを載せるかもしれません。

今日は入力にちょっと気がむかなくて。

いろいろありまして。

 

すぴが大嫌いと書いておいてなぜすぴの私の所へくる??

という事件が発生してくらーくなっておりました。

 

先ほどグーグルフォームというものを作ってカードリーディングできるようにしてきました。

びっくらこいた。

あんな簡単なものがあるのね。

 

最近ねっとすごすぎ。

なんかアメブロ異常値発生していて見たくない。

至極普通の事書いたのに。

いいねしてくれた方が慰めでした。

 

あー。コーヒー中毒だ。

飲みたい。家に濃縮があるのであとは牛乳で割るだけ。

飲みたい。すごく飲みたい。

 

由良サイド〜〜〜が遠のく。

明日までに打ち込みますね。

 

脱水のカードも出てるのでお茶を補給してきます。

| comments(0) | - | 22:10 | category: 創作裏話 |
# ありのままに あるがままに 恋人たちのスケジュール 守りたい笑顔

 

「とうまー。また模試で40点とったー」

 彩が半泣き状態で斗真の部屋に突進してきた。

「またか。お前、会話はできるだろうが」

 あゆの時代、沙羅の時代、いずれもイギリスやアメリカに行きペラペラである。なのに赤点状態。

「だってスペル見ているうちにパニックになってわからなくなってくるんだもん。で時間切れ」

「ちょっと見せてみろ。なんだこのミス。全部ケアレスミスじゃないか」

「そなの?」

「ここ、sが抜けているだけ。選択肢まちがいなだけ。絞り込みして最後の二択間違ってるだけ」

 彩の解答見て斗真が答える。同じ模試をうけているので問題は覚えている。

「日本史はどうなんだ?」

「順にみっちりしごかれてる」

 げんなりと彩は言う。

「英語さえできりゃいいんだ。国語はぴか一だろうが」

「そうだけど」

「大学やめて嫁に来るか?」

 しょげる彩を見てつい仏心がでてしまう。彩は首をぶんぶんふる。

「家業引き継ぐもん。斗真と同じキャンパスライフ送るんだもん」

 もはや泣く寸前だが頑固に言う。よし、と斗真は言う。

「俺が短めの英文書いてやるからそれを毎日訳せ」

「それだけでいいの?」

「かなり簡単な単語からはじめるから大丈夫だろう。俺は受験勉強ほとんどすませてるからな。時間は十分ある」

 早くから受験勉強していた上に頭のきれは相変わらずだ。今は大学の講義の予習みたいなものだ。

「わかった。やってみる」

「おう。今一枚書くから待ってろ。訳したらもってこい。採点してやるから」

「うん」

 おとなしく待っている彩を見ていると愛しさが募ってくる。つい愛の文章を書きかけて修正テープででけした。こんなもの他の仲間に見せたら何言われるかわかない。恥がまだ斗真にはあった。

「ほれ第一日目」

「はぁーい」

 受け取ってあっという間に出ていく。よほど英語に困っているのだろう。半日かかってやっと和訳のノートが帰ってきた。

「よしよし。まぁまぁだ。ここの文章はこう訳す」

 訂正しながら彩に手ほどきをする。ふむふむと興味深げに彩も見ている。決して英語が嫌いなわけではないらしい。とっかかりに困っているのだろう。文法などネイティブには必要ないので彩の知識の中には習ったことしかないのだ。それもいろいろ休学やなんやらでふっとんでるのだ。そんな日々が二週間ほど続いたころまた彩がドアを蹴飛ばして飛び込んできた。

「お前ねー、男の部屋に突進するな」

 叱ろうとしたとき彩は和訳のノートを突出しいう。

「斗真わかった。これひよこちゃんシリーズでしょう。文字がわかった。文字から会話してくれた!!」

 歓喜に満ち溢れた彩に斗真は一瞬見惚れる。ヒマワリのような笑顔はいつになっても変わらない。

 ネタ切れしてついに愛の告白と思ったが、以前読みきかせたひよこをあひるに変えてパクッたのだ。私用で受験勉強に使うくらいなら要約ぐらいはいいだろうと使った。本を出版するでもなしと。

「あひるシリーズだがな」

 そこを強調する。まるまる写す気はなかった。

「あひるでもひよこでもいい。このシリーズでやって」

「彩。他の文章も訳せないと役に立たないぞ」

 斗真がすらすらと書くとノートを渡す。彩は文句も言わず、辞書も使わずすらすら訳していく。ほう、と斗真も変わりように驚きながら見る。

「じゃ。まだ続けるぞ。あひるでいいか?」

「うん!!」

 にこにこしている彩を見ていると触れたくなってくる。そっと頬にキスをする。

「と・・・斗真?」

「ご褒美。さてもう一枚書くから待ってろよ」

 ごそごそ絵本を出してくる。実のところ以前のようにまとめて図書館で借りてきていた。さすがに高校生として絵本は買いづらかった。斗真が書いている間、彩はにこにこ座ってる。そこ、ベッドなんだけどと突っこみそうになるのをこらえた。意識してないのだろう。こまった許嫁だ。だが、この笑顔を守るためなら何でもしようと思う。

何よりも守りたい笑顔がそこにあった。

「ほれ。わんこ。金ほってこい」

「なにそれ」

「結婚という金を掘るために死ぬ気で勉強してこいってこと」

「それ馬の前にぶらさげた人参じゃない」

「いいだろう。合格すればもれなく結婚式がついてくるんだから」

「くじびきみたいなこといわないでよね。女の子には大切な儀式なんだから」

「いいから。行って来い。次、順だろ? と。ちょっと待った」

ん?、彩が振り返る。

「もう一個ご褒美」

 とびきり熱いキスを送る。

 彩は真っ赤になっている。これぐらいで真っ赤になってもらっては困るのだが。そっと片腕で抱き寄せる。

「家族計画前倒しかもな」

 ぼそっと斗真は言う。彩は恥ずかしがってそれどころではないらしい。押し倒そうとしていたくせに青い。

「なんでもない。行って来い」

「うん! 斗真愛してる」

 今度は彩が斗真の頬にキスを返して彩は突風のように走り去っていった。

「この部屋立ち入り禁止にしないといけないか?」

 一人ごちる。かといって他のメンバーも知恵を求めてひっきりなしにくる。今や斗真は吉野邸で順と並ぶ家庭教師となっていた。

「ま。いっか」

 あの笑顔を見れれば。守りたいと思わせるあの笑顔が見れるならそれでいいだろう。一人納得してまた文化財保護の本を読み始めた。

| comments(0) | - | 22:00 | category: 03ありのままに あるがままに 恋人たちのスケジュール |
# あまい。あますぎる。

あまいのに由良サイドの初期を書こうとしている私。

書けるのだろうか。

一つだけかけるけど続きがわからない。

 

番外編で一個だけかいてみよう。

今の入力終わったら一話だけの由良サイドしてみよう。

八月は遼ちゃんのバースデー月だしね。

 

またあまーい展開になったりして。

あー。はずい。

 

最近甘い展開とはご無沙汰なので昔見るとほんと甘々。

エピソード載せる気にもならない。ホムペは転生編のみ動いた状態。

 

遼迦は完結しましたが。

さすがに遼ちゃんの誕生日に何もないのは気がすすまない。

見たらラストだったのでそのまんま載せました。

婚約して終わり。

どんな家庭を築いたのだろう。

遼平という息子の名前しか決まってない。あゆの息子、龍星とつるんでるという剣道仲間。

で転生編でじじばばででてくる。かわいそうな組み合わせ。

三回目の転生編では同じ年なのでまた甘いこと。家建ててやると言ってるのに同居する分家。

由良ちゃんはしたたかです。しっかりものです。はい。

 

さて明日も何か更新するので夜遅くのぞきに来てください。

| comments(0) | - | 21:15 | category: 創作裏話 |
# ありのままに あるがままに  恋人たちのスケジュール 桜の木の下で

 

 

茶室でアメリアと茶を楽しんでいるとすっと扉がひらく。

「やっぱりここかー。じじくさい事しないで桜見に行きなさいよ」

 彩が開口一番いう。

「そう? ここも居心地いいわよ」

 アメリアが言うとひょこっと斗真も顔を出した。

「お前らわびさび病にかかるなよ」

「斗真もいたのか。一杯やっていかぬか」

 青慈が誘うと二人そろってやだね、と答える。

「二人きりを楽しみなさいよ」

「彩の言うとおり、最近あえてないんだろうが」

アメリアは留学生で一定の成果を残さねばならず図書館に居座って二人が顔を合わすことが減っていた。別段それは当たり前だと二人は思っていたのだが。二人は久しぶりにデートでもして来いと言いたいのだろう。

 青慈は茶器を片付け始める。

「青慈?」

「アメリアに見せたいものがある。一緒に来てくれぬか?」

「わかったわ」

 真剣な表情の青慈にアメリアは頷いた。

 

 しばらくして二人は桜の木の下にいた。

「斗真から教えてもらった。奥千本で一番古い桜だと」

 まぁ、とアメリアが桜を見上げる。

「不思議なものだ。この木が征士として生を受けたころに生まれたのか、それより前から生まれていたのかそれとも私が征士が死んでから育ったのかわからない。この木の運命と共に私の運命もあるのだろう。斗真もそんなことを言っていた」

「そうなの・・・。私も青慈の言葉を聞くと不思議な気持ちになるわ。いったいいつから咲いていたのかしら・・・」

「ナス・・・いや、アメリア。この木のように長く私と一緒にいてくれぬか?」

「もちろんよ。そのために同じ年で生まれたんだもの。一緒にいるわ」

「その一緒というのは私と結婚してほしいという意味なのだが」

 照れくさそうに青慈が言う。アメリアはまたまぁ、といって絶句する。

「だめだろうか」

 アメリアが黙り込んでつい青慈は言う。

「まさか。でも国際結婚はややこしいわよ。フランスで役所の前で挙式上げないといけないの。青慈はフランスに来れる?」

「何をしてでも行くつもりだ」

 青慈の名を呼んでアメリアは嬉しそうに微笑む。

「フランスでは事実婚が流行ってるけど青慈はそうじゃないのね」

「あたりまだ。そんな軽々しい気持ちではない」

「じゃ、私と一緒にフランスへきて」

 青慈が始めた結婚話だが結局アメリアの逆プロポーズになってしまう。

「だめだな。女性から言わせるとは」

 アメリア、と青慈は名を呼ぶ。

「私は今、アメリアにふさわしい男ではないのかもしれない。だが、必ずそういう男になってみせる。その時もう一度プロポーズをさせてくれぬか?」

 アメリアの顔が輝くように笑みが広がっていく。

「今すぐでなくていいわ。いつか青慈からプロポーズしてくれたら即座に頷くわ。それまで二人で恋人生活を楽しみましょう」

「十八で結婚などという風には思わないのだな」

「フランスでも十八でできるけどあたしはいつでもいいの。青慈が思ってくれた時で十分」

 青慈は愛おしげにアメリアの名を呼ぶとそっと抱きしめる。

「好きだ。いやもう愛してさえいる」

「私もよ。青慈愛してる」

「もう少しだけ待ってほしい。必ずフランスへ行くから」

「はい」

 アメリアはそう返事して青慈の胸に顔をうずめる。

「青慈。大好きよ。愛してる」

「私もだ。絶対に幸せにして見せる」

「もう私は幸せよ」

 アメリアが言うと青慈はそっと否定する。

「もっと幸せにする。アメリアがもう十分と思うほどに」

 また、まぁ、と言って顔を上げたアメリアの顔には嬉しそうな笑みが広がっていた。

「じゃぁ。もっともっと幸せにしてくれるのを待ってる」

 桜の木の下で互いに名を呼びあう。やがて二人はそっとキスを交わす。約束のキスを。

 桜の老木はそんな幸せそうな二人を静かに見下ろしていた。

| comments(0) | - | 20:51 | category: 03ありのままに あるがままに 恋人たちのスケジュール |
# 転生編二部サイト更新しました。

二回目の転生の方のホムペ更新しました。

まだ更新欄に書くのをわすれてるけど。

 

少しは三回目がわかる展開になってきてます。

 

よかったらどうぞ。

| comments(0) | - | 23:13 | category: 創作裏話 |
# 甘い。あまりにも甘い。

私の脳みそと手はいつこんなさとうてんこ盛りを書いたのでしょうか。

甘すぎて水が欲しい。

今、子育て話の途中なのでこんな若い二人のいちゃいちゃを読み直すと恥ずかしい。

 

由良の方の子供たちはほぼ書いてませんが。

かかないとなー。番外編つくるか。

今入力してるの一息ついたら諒と由良の子育てぶりも書こうか。

 

でも筆頭当主が出てくるのは必須だな。

どこでも割り込む斗真と彩。

 

子供の取り換えっこもおもしろいよね。

トレード。

 

夏音を差し出そう。

すまん。のん。行ってくれ。

 

何のことだかわからないでしょうがいずれわかる話ですのでご安心を。

 

広い空へに行った方ならわかりますよね。

あちらも整備しなきゃ。

 

頁作ってこ。

 

| comments(0) | - | 22:26 | category: 創作裏話 |
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