雲、晴天に在り 水、瓶に在り

サムライトルーパーの当麻君とオリキャラの転生編の異色恋愛小説です。本編はサイトにありますのでリンク張ってます。
人生を変えた作品を載せてみたいと思って載せています。壊された人生を取り戻させてくれた大事な作品です。二次にご理解のある方のみ閲覧してください。
<< February 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 >>
# ありのままに あるがままに 新・名前の法則

 

 

もう月音と星音が産まれて1ヶ月経とうというのにまだ二人のニックネームが決まらなかった。

「つーちゃん、ほーちゃんねぇ」

 納得できないと彩はいう。

「いいんじゃねーか」

 斗真は至っていつもと変わらない。

「きーちゃん、しーちゃんは?」

「過去例使ってどーする」

その会話を夏音が不思議そうに両親を見上げる

「のん。気にするな」

 いつものセリフなので夏音も深く追求しない。

「じゃムーンちゃんとスターちゃんは?」

幼いながら父の英才教育で英単語を知っている夏音が提案する。

「あ。むーちゃんとすーちゃんは?」

 閃いた呼び名を彩はいう。

「いいんじゃねーか。由来説明つかないとわからんが」

 ねぇ、と夏音が聞く。

「ママはどうして夏音って呼ぶの? みんなのん、て呼ぶのに」

ああ、と彩は優しい表情になって話し出す。

「昔ね。大事なお友達がいたの。名前は夏音と同じ。いくつもの出来事を二人で体験したわ。ママの大事なお友達。でも今は会えないの。彼女と過ごしたパルヴァールで夏音を授かったから同じ名前をつけたの。夏音っていつも呼んでたからあなたの事も夏音と呼びたいの」

ふぅん、と納得したのかわからない感じで夏音は聞く。

「夏音はママからものん、と呼ばれたいの?」

 ううん、と夏音は答える。

「ママが夏音って呼ぶ時の声好きだから今のままでいい」

「かのん〜〜〜」

 嬉しそうな笑顔になると彩は夏音をぎゅっと抱きしめる。

「ママのぎゅーは好きだけど手加減してよ」

「ごめん。ごめん。夏音、かわいい子。ずっとそのままでいてね。さて、ねんねとはるにもむーちゃんとすーちゃんでいいか聞かないとね」

 三人でほぼ子供部屋と化している元ベビールームに戻る。冬音は昼寝から起きたところの様だ。ママ、と駆けてくる。足がおぼつかなくて心配だが転んでも自分で起き上れるようにならないといけない。最近はあえて待っていた。

「ねんねー」

 ぎゅっと抱きしめる。

「ねぇ。ねんね。月音と星音、むーちゃんとすーちゃんでいい? はる君も」

 最近は春樹も口が達者になってきている。冬音は即答する。

「むんむとすーすー」

「もはや原形をとどめていないな」

 面白げに斗真は笑う。

「むんむとすーすーか。英語っぽいけど逆にそれも面白いわね。ねぇ。はる君」

「むんむ。すーすーぅ」

 春樹は復唱するだけだ。賛成なのか反対なのかはうかがい知れないが反対の意味で復唱したとは思えない。賛成ということとして母親のカンで受け取る。

「決まったな」

 月音はむんむ。星音はすーすー。

「これではがきが作れる」

 ほっとした斗真に彩は言う。

「サーバーは立ち上げたまんまでしょ?」

「お袋と兄貴にも知らせないとな。一応職場もあるし」

「そーいや。斗真のお母様に一度もお会いしてないんだけど。お兄様に至っては手紙だけだし」

「吉野が会わないという具合に決めたらしい。お袋からいいだしたようだ」

「でもこの子たちには貴重なばぁばでしょ? お母様も貴重な孫だと思うんだけど」

「そうだなぁ。一度里帰りするか。今更入りムコやめる気ないしな。最初は里心つくかということでお袋の鬼の決断だったようだ」

「まぁ」

「ばぁば? じぃじじゃないの?」

「じぃじは吉野よ。パパのママがばぁばなの。みんなで会いに行きましょうね」

 わーい、と子供たちははしゃぐ。どんなものかはわからないが吉野のようなものという理解らしい。

「じゃ、電話してくる。手土産考えないとな。吉野の名産ってなんだ?」

「さぁ?」

「それでも吉野家の当主か? 考えておけ」

「はぁい」

 彩が答えると斗真は研究室へ戻っていく。そこでしゃかしゃかはがきを刷りながら電話するのだろう。ここ十年ほど何もしてないらしい。あの調子では。気にはなったが斗真の気のすむようにしたらいいと彩は月音と星音のミルクを用意しながらほかの子供たちとじゃれる。月音を見ている間、星音を夏音がたくしましくも見ている。母乳の入った母乳瓶を渡すと上手に飲ませる。

「ママ、げっぷ」

 さすがに幼児には無理なので彩が代わりにする。どっちが母親だかわからない。夏音もかなりしっかりしてきた。そのうち小学校にも上がってくだろう。それまでは手元で大事にしていたい。手がかからなくなるのは助かるが裏さみしい気持ちがまだあった。

 

「で、どうなの?」

 夜、主寝室で斗真に聞く。

「お袋も寝耳に水だったらしい。五人も孫がいるとは。会いたいと言ってくれた」

「緊張する―」

「お前は母親らしくしてたらいい。ややこしい挨拶などは俺がしておくから。兄貴も結婚して孫がいるらしい」

「じゃぁ、行ったり来たりできるの?」

「そうでもないらしい。一度ムコ行ったんだからしょっちゅう敷居はまたぐなとのことだ。今回は彩の気遣いに感謝しての特例だとさ」

「結構厳しいのね。どーしよ。嫁姑の問題に発展したら」

「ならんならん。しょっちゅう来るなだから接点がない」

「そういえばうちの子七五三もしてないんだけど。した方がいい? お宮参りとか」

「そういやしてなかったな。吉野家にはないと思ってた」

「月音と星音だけでもお宮参りしたほうがいいのかしら?」

「いや。もう時季過ぎてないか? お食い初めはあったな」

「うん。吉野頼みだったから一般常識抜けてた」

 焦って彩が言う。

「いいんだ。吉野家のしきたりだけしときゃ。吉野が何も言わないということはいらんのだろう。成人の儀に向かって夏音たちは神楽を覚えないといけないしな。春樹は筆頭当主の役目を務める心構えをつくらなならん。お前も宝冠三人分いるんじゃないか?」

 その恐ろしい言葉にえーと彩は身構える。

「ティアラ作れたんだから宝冠も作れるでしょ」

「できるが母親の役目なんじゃないのか?」

 彩がうなる。

「明日吉野から聞く。作るには早いに越したことない」

「無理はすんなよ。時間はたっぷりあるんだから」

「うん。まぁ。二つはあるから一個作ったらって良羅ちゃんたちもいるか。由良とも相談しておくわ」

「そーせい。善は急げだ。しかしくれぐれも無理はするなよ。産後なんだから」

「ありがと。斗真」

 そういって斗真にぴたっとくっつく。

「何してる」

「夏音の真似。斗真に抱きしめてもらうの最近ないから」

「幼児返りか?」

「なんとでも」

 言ってるとつむじにキスがおちる。

「六人目できてもしらないからな」

 そういって彩の顔にキスの雨を降らす。彩はくすくす笑う。その時ばたっと倒れるる音がした。ばっと振り向くと夏音が下敷きになり次に冬音、そして春樹の山が出てきていた。

「みちゃったー」

「ラブラブ〜」

「らぶらぶ」

「こら。盗み見るとはお仕置きが下るぞ」

 隣の子供部屋に斗真が押し込む。きゃぁきゃぁはしゃぐ声が聞こえてくる。斗真は戻ってくるとドアのカギをしめる。

「油断も隙もありゃしない」

「斗真、カギはヤバい。解いておいて」

「お前はほんと子供に甘いな。まぁ、月音たちも向こうにはいるからな。カギはしばらくしたら解いておく。まだ授乳の時間が短いだろ。今のうちに寝ておけ」

「よく子供達、二時間置きお授乳の間寝てられるわね」

「寝る子は育つ」

「そーいう問題?」

「そーいう問題」

 斗真の自信は一体どこから来るのだろうか。いつの時代も変わらない。それが当麻なのだろう。

 隣で赤子の泣き声が聞こえる。

「斗真かぎ開けて。行ってくる」

「わーった。すぐ戻れよ」

 わかったとは言うが戻るつもりはない。我が子とのスキンシップを思い存分楽しむ。そのうち斗真が乱入してプラネタリウムを投影する。子供たちはそれを見ながら眠りに落ちていく。子供達との幸せな時間はまだまだあった。月音と星音はどんな風な子に育つだろうか。綺羅と千夏の生まれ変わり。一筋縄ではいかないと彩と斗真は確信していた。すくなくとも千夏なら文書修復に興味を持つだろう。後継ぎに困らない。吉野もこれで心配がなくなるだろう。由良もいる。分家もできた。最近は由良の子供達とも遊ぶこともある。屋敷は子供たちでいっぱいだ。問題は女の子の数が多いことだ。宝冠の山を築かないといけない。頭の痛い問題だがそれはさておき、ますます安泰な吉野家であった。

| comments(0) | - | 12:53 | category: 05ありのままにあるがままに storys |
# ありのままに あるがままに Story ハッピータイム

 

「はーる君」

 ベビーベッドでつかまり立ちしている春樹に彩は声をかけた。月音と星音を今おなかに宿している。安定期まで文書保存も禁止され安静を言い渡されていたがことあるごとにベビールームに乱入していた。

「今度、お誕生日ねー。はる君はケーキチョコと生クリームどっちがいい?」

「ケーキ―」

 春樹はまだ片言しか話せない。それでも日々成長していく我が子を見るのは楽しかった。

「どっちがいい? 白と茶色のケーキ」

「しろ。ちゃ」

「え? 二つも食べるの?」

 驚いて聞くとこくん、と頷く。

「困ったわねー」

 しばし考えると口を開いた。

「じゃ、こうしましょ。夏音と吉野で生クリーム、ねんねと私でチョコクリームケーキを作りましょ。スポンジはパパが焼いてくれるわ。これで不公平なし」

「なしー」

 春樹はとんでもないプロジェクトを発動させたことに気づいていない。返ってきた斗真が仰天する。

「俺にケーキを作らすのか?」

「復元専門でしょ」

「食べ物とレプリカはわけが違う。しかたねーな。画像見てくる」

 妻に甘い夫はけなげにも勉強して作ろうとしてモバイルパソコンを持って移動しようとした。

「たんま。私も見たい」

「お前は絶対安静。年末にしでかしたこと反省してろ」

「しつこいわね。私はしてないって」

「いーや。してる。夏音が言うだ間違いない」

「夏音だけ信じるのね。すんすん」

 泣きまねをしてちらと斗真を見る。斗真が困った顔をしている。

「どうせ女王の命だろうが俺より先に行くことは許さん」

「いかないわよ。四十九日たったら追いかけるわよ。老衰で」

「ああいえばこういう」

「斗真もでしょ」

 言い合っていると隣の部屋のドアが勢いよく開く。

「パパ。ママ。ケンカするなら離れでしてねんねとはるはるが眠れないでしょ」

 しっかり者に成長してきた夏音が言う。

「ケンカじゃないのよ。ただの会話よ」

「ママは安静。月音と星音のニックネームでも考えててよ」

「よし、よく言ったのん。向こうで画像見て勉強しような」

「うん。パパ」

 二人は隣部屋に行く。ドアにへばりついて会話を聞こうとしているとドアが開いて夏音が支えていた。

「ママ重い。ちょっとだけよ」

「夏音ありがとうー」

「どっちが母親だ」

「私」

「こっち」

 と夏音が彩を指し示す。

「泣き虫ママだけど」

「泣き虫なのは今に始まったことじゃない。無視しとけ」

「はーい」

 夏音が彩の手を引く。斗真がふむふむと作り方を見ている。その間に夏音が下二人を見る。冬音も春樹も目がパッチリだ。

「はーる君。プレゼントはなにがいい?」

 聞くとぎょっとする答えが返ってきた。

「のんのん。きらきら。大きいの」

「え? またかプラネタリウムの大きい版?」

 これまたこくん、とうなずく。

「はる君も宇宙なのね。もう一斉に京大行きなさい」

「京大って何?」

 夏音が尋ねる。

「大学よ。勉強するところ。パパはそこで宇宙学を勉強したいの。後継ぎもいるしいってもいいのにママのために研究所で働いてくれているのよ」

「愛が深いわぁ」

「夏音、誰のセリフ?」

 大人びた口調はたいてい誰からか盗んだものである。

「新一おじちゃん。パパとママ見て言ってた」

「新一め。斗真、プラネタリウム機手配できる?」

「ああ。べらぼうに価格が上がるが」

「吉野家の財布握ってるんだから大丈夫でしょ」

「まぁな。明日見てくる」

「そのうち天体望遠鏡が必要ね」

「だな」

「なつかしいわぁー」

「ここでなつかしがるな。話がややこしくなる」

「はーい」

 そういって自分のスマホで天体望遠鏡を調べ始める。

「お前、ケーキの作り方調べるんじゃなかったのか?」

「そ、そうね」

 と言ってスマホを隠す。

「何見てんだ?」

 スマホを取り上げる。ハッブル望遠鏡だ。

「お前、こんなの買ったら家、破たんするぞ」

「どうせ買うならどーんとでっかく」

「ならない。ケーキの作り方みないととなりに放り込むぞ」

「見る見る」

 スマホを置いて斗真と映像を見る。クリームの作り方を親子三人で見る。あと彩がしまったという顔をする。

「私、ねんねとチョコだった。湯煎しないと」

 ガーン、と一人衝撃を受けている。斗真が面白そうに見る。

「難しいぞー。やれんのか? 手伝ってもいいが」

「パパ。ずるい」

 夏音が抗議する。

「ママは不器用すぎるほど不器用だからな。ハンデをつけたほうがいい」

「もう。パパはママに甘いんだから」

 また大人びた言葉に斗真が吉野の言葉かと尋ねると意外な人物名が返ってきた。

「由良おばちゃん。うらやましそうだった」

「何を言うの。由良の方が大切にされてるのに」

「それは言えてるな。相変わらず新婚家庭のまんまだからな」

 うんうん、と彩は頷く。ママ、と夏音が言う。

「ママとパパも同じ。すぐラブラブだもん」

「ちゃーんと夏音たちも大事にしてるでしょ」

 そういって夏音に頬すりをする。それを目撃した冬音が彩を呼ぶ。

「ねんねもー」

「はるもー」

 二人とも頬すりのリクエストである。順番にしてやる。

「子供たちに愛されて幸せだな」

「うん」

 ヒマワリのような笑顔がさく裂して斗真が固まる。

「斗真?」

「いや、なんでもない。夏音言うなよ。言ったらもっとハンデつけるぞ」

「パパずるいー」

「手伝ってもらいたかったら口をとじろ」

「何? その秘密の会話は」

「な・い・しょ」

 今度は夏音が彩直伝の笑顔を作る。

「夏音かわいいー」

 ぎゅっと抱きしめる。

「ママ痛い」

「ごめんごめん」

「ママー」

 と下二人に呼ばれる。

「お前いい加減寝ろ。二人抱き締めたら隣に放り込む」

「うー」

「ハンデなくなるぞ」

「わかりました」

 しかたなく末二人をできるだけ長く抱きしめて時間稼ぎしていたが斗真にひっぺはがされて隣のベッドルームに連れて行かれる。

「ハウス」

「う」

「おとなしく寝ろ。一人だけの体じゃないんだからな」

「はぁい」

 そういってベッドにもぐりこむ。すぐに眠気がやってくる。額に斗真のキスを感じながら彩は眠りに落ちて行った。

 

 春樹の誕生日の五月五日は当然日本は休日である。斗真も有給を使わず休めた。吉野と二つのスポンジケーキを焼く。うずうずしている子供たちと彩も準備万端だ。斗真は吉野と協力タッグを組んだ夏音と冬音コンビの彩のハンデとしてチョコレートクリームをつくってやる。冬音が好物のチョコクリームに両手を突っ込んだかと思うと走り回る。彩はそれを追いかけるのに必死だ。結局チョコケーキを作り上げたのは斗真一人だった。

「パパすごい」

 夏音が吉野と苦戦してると助太刀してやる。二つのケーキが午前中早々に出来上がった。午後から暇になってしまった。諒一家や山野家も招いているのでパーティーは夕方だ。その間を埋めるためによりスケールアップしたプラネタリウム投影機を持ってくる。カーテンを閉めると部屋は夜空になった。投影すると子供たちは声を出すことも忘れて天井を見上げる。となりの妻はと見れば子供より熱心に見入っている。

「お前、そんなに星が好きならお前が京大行けば?」

「数学のできない私にできると思う?」

「無理だな」

 即答する。天文学は数学との戦いだ。彩は文系はいいが理数はてんでだめである。

「でしょ。お手伝いができれば私はそれでいいの」

 えらく謙虚な彩に吉野家当主の鎖が見え隠れする。

「お前も好きなことしろよ」

「してるわよ」

「何を?」

「子育て。あの子の件が片付くまでこれでいいの。見守って助けてやりたい。それが私の責任」

「お前らしくない」

「らしいわよ。一番まっとうな今世なんだから。普通がいいの。五人の子育てって結構大変よ。交代する?」

 あの地獄の二週間を思うとさすがのイクメンもおじけつく。

「いや。母親不在だとブーイングが出る。みんなお前大好きだからな」

「この子たちもそうだといいけど」

 そういって少し丸くなったおなかをなでる。

「間違いない。五人の愛をしっかりうけれるさ。それだけのことをお前はしている。もっと自信持っていいぞ」

「ありがと。斗真。愛してる」

「俺も」

 二人の甘い世界に入っていると視線を感じる。何かと見れば三人の子が親二人を見つめている。

「恥ずかしくないの?」

 と夏音。

「パパ。ママ。らぶらぶ」

「らぶらぶー」

と末二人。

「お前ら。星見ないと消すぞ」

「ほちー」

 と今日の主役が言うので続行である。そうだ、と思い出した彩はベッドルームへ行って何かを取ってきた。

「ねんねにはパーティドレスだったけどはる君には蝶ネクタイ作ったのよ」

 そういって春樹につける。

「ちょう?」

「ネクタイよ。はる君。よく似合うわ。パパみたいよ」

「お前、ひそかにそんなことしてたのか。睡眠はとったのか?」

「もちろん十分寝てしゃかしゃかミシンかけただけよ」

「特技が増えたな。はる。似合ってるぞ。男前だ」

「おとこまえ?」

 一歳になる春樹には理解できない。

「パパみたいってこと」

 夏音が解説する。

「パパ―」

 春樹が当麻に手を差し出す。

「高い高いしてやる。ほうら」

 斗真はいつも子供たちを見る優しい目をして春樹を高い高いする。パーティはまだだ。それでも楽しく幸せな時間であることは間違いないと誰もが感じていた。家族みんなにとって子供の日に生まれた春樹は子供の幸せを現したような存在だった。吉野家の幸せな生活はまだまだ続くのであった。

| comments(0) | - | 12:45 | category: 05ありのままにあるがままに storys |
# 冬音が暴走したー

冬音が暴走したー。

今書いてるラスト近くの話で大人な話まで書いちゃったよ。でもこれは非公開。

しかも書いた本人しかわからないようにテキストで無題・・・。

毎夜毎夜のナルの調教が怖い。

 

これはなしで話進めようと思った私です。

 

冬音ちゃん。ママの血しっかりと引いて命と引き換えにってやつやってしまいました。戻ってはきましたが。

のでパルヴァールで伯爵夫人の毎日。

 

吉野家ズからはずれてしまった。

これはこれでししょうクラブを作れるけど。紗愛ちゃん一人パルヴァールでどうしようかとおもってましたが冬音が加わったことでパルヴァール組が増産されました。これはラスト近くなのでまだまだでございます。

 

アレクと夏音より進んだ冬音ず。これからママは小学生になるのか?

母体が危ないのでさせません。やはり母子健康でないと。

このカップルズも後半日本に帰ってきてちゃんと結婚するですけどね。

つなぎでパルヴァール留学しちゃってます。

 

いつになるんでしょうね。この話が乗るのは。

 

でもテキストのファイル開いたときコマンドプロンプトが動いたような。これやばいテキストソフトじゃないよね。

ウィルスチェックは大丈夫だったけど。

ちょっと怖い。

 

10に最適なフリーテキストソフト教えてくださいな。

サクラエディタとか使ってたのですが10用ではないので。

その前はterapad。これが一番よかったんだけど。

 

 

まぁ。将来を楽しんでくださいませ。

 

たまに来ますのでよろしゅう。

| comments(0) | - | 17:36 | category: 創作裏話 |
# なんと!!

ながなが書いていたほのぼの話終わるかなーというときに限って新アイテム登場。

なんと第三部が始まってしまいました。

 

ここでくるかと真剣にいろいろ資料探してやっとります。

神話学読みたい。

永遠回帰の神話お願いだからエリアーデさん日本神話も取り扱ってほしかった。

 

学問がどうせキリスト教が下敷きなのでどうあがいても西洋に傾きます。

それを除くには根本的に日本を理解しないとダメ。

 

むりどす。

 

昔読んでた難しい本の目次で挫折しました。

よく三分の一ほど読んでたな。

 

いっそティリッヒの分類法で論文書くかとまで思った。

 

太陽信仰がきーなんどすがいろいろありすぎて。

 

どことは区別せずフィクションで行きます。

どこかの国参考にしたら化けの皮が外れる。

のでどこへ探検にいこうかなーと二話目企画中。

 

オリジナルは一作書いて放置のまま。

 

夏音は突っ走るし。小五まで成長しましたがしっかり大人の女です。

恐ろしい。

 

まぁ。明日企業実習の話があるのでそうそうパソコンと原稿用紙に貼り付けないと思いますが。

 

でもはりついていたい気が大きい私です。

| comments(0) | - | 01:31 | category: 創作裏話 |
# ありのままに あるがままに Story 星月夜

 

 なぁ、と三月初春斗真が彩に声をかける。隣部屋で子供たちがすやすや眠っている。

「何?」

「双子産まないか?」

 はい? 彩は耳を疑った。

「春、夏、冬とそろってるんだ。秋だけないのはおかしいだろう」

「そーいう理由で産む? 産むの私なんだけど」

「まぁ、そこははしょって」

「はしょらないでよ」

 と彩は突っ込む。

「ご無沙汰だし」

 なんて言いながら斗真が彩を見る。視線が熱い。どきり、とする。

「わかった。じゃ」

 斗真の首に抱き着いて彩が押し倒す。

「いきなり来るなよ。隣に子供いるんだぞ」

「じゃ、どうするのよ」

 斗真が耳打ちをする。彩の顔が真っ赤になる。

「そんなとこ行くの?」

「そこしかないだろう」

 彩の手を引いて斗真が部屋をでる。と吉野に会う。

「出かけるから子供たちを頼んだぞ」

「わかりました」

 なにがあるのかわかっているのかにっこり笑顔になる。

「ちょっと二人で計ってたの?」

「さぁな?」

「さぁ」

 男二人はとぼける。ま、ここまで来たら下がれない。しかたないかと彩も納得する。

「斗真、さっさと行って帰ってこ」

「えー」

「えーじゃない。子供たちが心配なんだもん」

「しかたねーな。吉野。一、二時間で帰る」

 吉野に見守られ二人は車に乗った。着いた先は彩が絶対口にしたくない場所だった。もっとロマンティックな場所がいいが子育てを放り出してはいけない。部屋に着くなり斗真に襲われる。その楽しそうな顔を見ていると何も言えない。恋人に戻った気分で斗真に身を任せた。

 返ってくると夏音が吉野になだめられていた。

「ほら。お父様、お母様が戻られましたよ」

 泣き顔がぱっと変わって彩と斗真の足もとにひっつく。

「パパ。ママ。どこ行ってたの?」

「ちょっとドライブしてラブラブしてたのよ」

 歪曲してるが三歳児に真実を言う気にはなれない。

「怖い夢を見たの。パパもママも死んじゃう夢」

 斗真と彩は顔を見合す。力が戻りかけているのか。斗真が言い聞かせる。

「パパたちは夏音が大きくなってパパとママがおじいちゃん、おばあちゃんになるまで死なない。安心しろ。さぁ。パパが絵本読んであげるから寝なさい」

「うん」

 弱弱しげに言うと子供用ベッドに入る。斗真が優しい目をして読んでやってるのを見て彩は安心して眠りに落ちて行った。翌日もルンルン気分だ。夏音がふしぎそうに見る。

「そんなにラブラブだったの?」

「そうね。ラブラブだったわ。パパ優しいから。時々夜にラブラブしてても安心なさい。すぐにかえってくるから。パパとママは無敵よ」

「うん。夏音待ってる」

「夏音はいい子ね。パパたちは本当に死なないから。怖い夢を見たらこの言葉を思い出しなさい。パパとママは無敵って」

「うん。ママ大好き」

 夏音が抱き着いてくる。彩はしっかり抱きしめてやった。

 まぁ、そんなラブラブドライブが数回続いたある日妊娠検査シートが陽性になってるのに気付いた。

 のんきに朝食をとっている斗真たちに思言わず大声で言いそうになり口元に手をてる。

「どうした。食べないのか?」

「それよりも。斗真双子産まれるわよ」

 なんとか冷静に言うが嬉しさは隠せない。

「本当か? やったな。夏音。ママのおなかに双子がいるかみるか?」

 かなりの確率でいい当てる夏音である。その予想は外れたことはない。綾音も同様だ。力の封印が少しずつ解けているようだが今のうちはそんなに深刻ではない。仲間内から重宝されていた。彩のおなかに夏音は耳を当てる。

「うん。女の子が二人いるよ。それからまた来たよって言ってる」

「また?」

「うん。また来たって」

 誰か過去の子が産まれるのだろうか。期待に胸が弾む。

「念のため病院へ行こう。諒、連絡はしておくが有給とるから」

「了解。おめでとう彩」

「ありがとう。諒」

 祝福の言葉に少し涙ぐむ。由良が立ち上がって涙を拭きながら祝いの言葉をつげる。

「姉様、おめでとうございます」

「由良もありがとう。夏音もありがとうね。名前みんなで考えましょう」

 うんと元気な声が聞こえてその場は喜びに包まれた。

 病院でも双子と確認された。男女はわからないが夏音の見立ては大僧正並だ。おおかたあっているだろう。帰り道斗真は鼻歌を歌ってる。

「斗真も嬉しい?」

「もちろん」

「双子は久しぶりだもんね」

「体、大事にしろよ」

「ありがとう。斗真愛してる」

「俺も」

 帰りの車の中でいちゃついているのに気付いて二人とも苦笑いする。諒は今でも由良が微笑むとぽーっとみている。人の事言えないなと二人して言い合っていた。 

 

春樹が一歳になり、夏音は四歳になった。その春と夏を越えて秋、双子が生まれた。その双子を胸に抱きそういうことなのね、と彩はつぶやく。立ち会っていた斗真が聞く。

「どういうことなんだ?」

「綺羅と千夏よ。この子たち。また私の子として生まれてきてくれた。ありがとうね。綺羅、千夏」

 あれだけ会いたいと願った過去の我が子。こんな形で出会えるとは思わなかった。

「名前、綺羅と千夏にするか?」

 涙を拭いてやりながら斗真が言う。いいえ、と彩は首を振る。

「みんなで決めた月音、星音がいいわ。みんなを優しく照らす月音。元気にまたたく星音。ピッタリじゃない」

 病室にうつり星音と月音は朝、また彩の病室へやってきた。斗真はいったん帰っていた。他の我が子の世話があるからだ。そのわが子たちのリクエストで連れてきていたが以前産んだ直後はと言っていたことを思い出しまだ入れてはいなかった。

「子供達が待っている。入れていいな」

 うん、と彩は答える。夏音が飛び込んできた。冬音も三歳になりよちよち歩く。春樹はさすがに斗真に抱かれてきたが。

「わー。赤ちゃん、かわいい。こんにちは。月音ちゃん。星音ちゃん」

 夏音はどちらがどちらかがすぐに分かったようだ。綾音と日々あってるせいか力が引き出されてきていた。だがまだ大事にはなっていない。

「これからはこの子たちもよろしくね。ねーもはる君も」

「あい」

「はーい」

「これから家族七人で楽しく暮らしていきましょうね」

 彩が言うと夏音が元気よく頷く。そして月音の頬をぷにぷにつつく。この辺は斗真似だ。

「のん。パパにもわかるようにリボンを結んでくれ」

 ピンクとオレンジのリボンを渡す。夏音は躊躇なく結ぶ。

「こっちが千夏か」

 ぼそっと言った言葉に夏音がふしぎそうに見る。

「大丈夫だから気にないでいい。こっちが月音でこっちが星音か」

「うん。抱っこしていい?」

「もう少し後でね。産まれたばかりだからね」

 残念そうな顔をするが家に連れて帰ったら抱かせてあげようと彩と斗真は思う。血がつながっていない夏音が一番の我が子になっている。そのことが何よりもうれしい。いつか記憶が戻っても作ってきた思い出で負けないだろう。

 翌日聞きつけた仲間たちによって病室は満員状態になった。双子の争奪戦が始まる。その中に夏音と綾音もしっかり入っていた。

「あーちゃんもー」

「夏音もー」

 年長がねだると仕方なさそうに斗真が二人に渡す。しっかりと抱いていて大人顔負けである。

「月音ちゃん。お姉ちゃんですよー」

 子供があやしているのを見るとみな幸せそうに見る。

「五人とは最高記録だな」

「これ以上は産まないわよ」

「ほんとかー?」

 修が疑う。

「これ以上産んだらパパとられちゃうもん」

 相変わらずの独占欲に皆ずっこける。

「子供と張り合うなって」

 斗真が言う。

「いーじゃない。斗真は私のもんだもん」

「またいちゃついてやるから、子育てに専念しろ」

「はーい」

 しぶしぶ答えて大人たちはみな笑う。

 この夫婦はいつまでたっても変わらない。いつの時代も。それがいいのである。この構図が一番似合っている。星と月のきれいな夜に生まれた我が子。またお守りつくらきゃね。と彩は一人ごちる。それは今世では斗真の仕事であったと思い出す。また行書体で書くようにいじめようと心の中で楽しんでいた彩であった。

| comments(0) | - | 01:23 | category: 05ありのままにあるがままに storys |
# 謎

昔のものを載せていると謎が頻発。

 

さぁ。純也はいつ生まれた?

年齢不詳の子です。

あとは大体の年代わかるんですがね。

 

でも青慈の子たちも不明。

なぜか仲間内の子とくっつかない吉野家。

なぜか王室がでばってくる。

これはあとのお楽しみなんですが。

 

冬音16歳というのを書いていたのですが没りました。

原稿用紙10枚・・・。もったない。

 

今日も一冊100均で買ってきます。

ついに終わった。

冬音の書いた後半のを使ってますがこれも時間の問題。

一応印字した原稿用紙も使ってみたのですがやりにくい。

両面なので。

片面でいい。めくりずらい。のでこれからは年金まで印字したのを使います。

今日買うのは一冊なのでどうしようかな。

 

続きでつかってもいいんだけど。

 

でもやっとオリジナルが載せられて次の話に移らねばという事態です。

 

いちゃいちゃ組を書いてられない。

うちの子はどうして小学生なのにませてるんだ。

親の遺伝子か。

夏音はちがうんだけどなー。

魂でつながってるので遺伝子もそっくりかも(-_-;)

 

今回は久しぶりに彩ちゃん命削りました。

でもそんなにそういう話でないんですよね。今回のは。

跡継ぎがしっかりしてるせいでセーブできるんです。

 

突っ走り屋ではあるものの学習したのかえらい落ち着いてます。

で子供たちが大暴走。

おまえらーと突っ込みたくなるほどいちゃいちゃ。

親のいちゃいちゃはあっちでしてというのに自分たちはしっかりやってる。

流石にキス魔当麻に勝つ人いませんが。

でも小学生と高校生の恋愛って・・・・。

男の子ご愁傷様。年頃なのにねぇ。

小学生は食べてはいけません。のでらぶらぶもあんまりない。

ついに冬音も相手を見つけました。

これも後のお話。現在書いてる途中です。

 

頼むから中年化するのやめて。

といいつつ話がどんどん進む。

いつまとめようか悩みどころ。

まとめたらさみしいな。

 

四回目行くか?

でも出し切ってるのでそうそうはない。

未来が想像できないので余計に。

ファンタジーならいいんだけど現実世界に即しているのでこれまた難しい。

 

オリジナルに戻ろうかなぁ。いい加減。

 

でも落としどころがまだ見つからないのでした。

これからねんねの物語が始まるので。

はる君もいがいなお嫁さんになってしまいこっちもやばい。

想像すらできないんだけど。

いたずらっ子のはずがいたずらっ子は末っ子に移ってます。

まだいるんです。子供。

いいかげんやめていますが。これ以上増えたら年齢設定わからん。

みーたんとみーるたんもあるし。

当分ネタには困らない。書き尽くしてはいるけどカップリングが増えてしまいシリーズがどこにいくのやらです。

あーちゃん。あなたどこに向かうの?

なところです。

 

また載せるので見つけたら来てください。

| comments(0) | - | 12:50 | category: 創作裏話 |
# ありのままに あるがままに Story 冬音の反乱

 

「ねー、おはよう。ごはんですよー。着替えて食べましょ」

 彩がある朝冬音のところへ行くと冬音はぷいっと顔をそむけた。

「ねー? どうしたの?」

「どうした、ねー」

 斗真が来ると手を差し出す。

「ねー、ママの事忘れたの?」

「ママきらい。のんのんきらい」

 嫌い・・・。

 彩の中で衝撃が広がってゆく。年末の事件が重なっているのか。夏音が謎の病にかかった時冬音と春樹の面倒は由良と斗真と吉野でしてくれていた。

「信頼が崩れたようだな」

面白げに斗真が彩を見る。

「笑ってないで解決策を考えてよ」

「無理だな。入れ知恵で変わるほど冬音はばかじゃない。やきもちだ。気にすんな」

「気にするわよ!」

 余裕の斗真にいら立って屋敷を飛び出す。久しぶりに涙があふれてくる。

「どうしたらいいの?」

 自問自答しても答えはでない。遠くで夏音が呼んでいる。行きかけて止まった。また行ってもひいきしてることになる。夏音は賢い。遠出はしないだろう。だが声は近づいてくる。

「夏音?」

 茂みの中から現れたのは夏音と冬音を抱き上げた斗真だった。

「バカか。子供ほったらかして出ていくやつがあるか」

「斗真にはわかんないのよ。我が子に嫌われないんだから」

 ぷいっとそっぽを向く。涙が流れる。こぶしでごしごし拭く。男物のハンカチが差し出された。斗真かと思ったら夏音だった。

「ママ、泣かないで。夏音はねーもママもパパもはる君も好きよ。ねーは焼きもち焼いてるだけってパパ言ってる。夏音にするようにねーもぎゅーっと抱き締めてあげて」

「夏音・・・」

 勇気を出して斗真に抱かれている冬音に手を差し出すがそっぽを向く。

「ママ。ママ失格ね。みんな大事な子たちなのに」

落胆してまた気の株に座り込む。夏音がすぐさま否定する。

「ママ失格なんかじゅやない! 夏音を命を削って祈ってくれた。わかるもん。夏音の中にママの命が流れてるって」

 穏やかでない発言に斗真の声がとがる。

「お前、そんなことをしたのか」

 順からは聞いていたが詳細は知らない。

「わからない。古の女王が祈れっていったから祈っただけ。力は使ったのか使ってないのかわからない。ただ私の女王の魂と夏音の地脈がつながったのは確か。その線から力が引き出された。治ったのは光の神の力と夏音自身の力よ」

 弱弱しくうなだれる。夫にも見捨てられたのだろうかと思うとすべてが色あせた。ふわっと浮遊感が起きた。斗真に抱きかかえられていた。冬音はとみると吉野が抱いていた。

「綾様は自覚なさってませんが魂の色がうすうなっておられます。このままではミイラ取りがミイラなりかねません。安静なさってください」

「吉野? 斗真?」

 まるで彩本人だけが事情を理解してなかった。

「バカ。命を削りやがって。しばらく吉野が大丈夫だというまでベッドの住人になれ」

「だから命削ってないって」

「お前がそう思うだけ。実際に顔色も優れん」

「待って、今日は冬音のお誕生日よ。ケーキ作らせて」

「だめ」

「ダメ」

「だめです」

 夫、長女、側用人三方向から言われて彩は黙るしかなかった。その日から彩はベッドの住人になった。隣の部屋に長男が眠っているが見に行くことすら禁じられた。誕生日パーティにも参加はできなかった。枕に顔をうずめて泣いた。

「ケーキ持ってきた。食べないか。お前の好きなチョコケーキだぞ」

「いらない」

 斗真の顔も見ず返事する。

「置いておくから」

 チョコレートのいい香りがするが冬音もチョコレートが好きだったと思うと余計手がつけられなかった。階下では楽しそうな子供の声がする。プレゼント用意していたのに・・・。ベッドの下から取り出して見つめる。自分なりにがんばって作った冬音だけのパーティドレスだった。子供はすぐ大きくなる。このドレスに冬音が腕を通すことはない。思わず破りそうになったときドアを押しあけようとする音が聞こえた。

「誰?」

 声は聞こえない。何度も押し開けようとする音がなる。勇気を出して開けてみる。

「冬音」

 あけるとそこに冬音が立っていた。

「ママ。ケーキ」

 冬音の持っているさらにはぐちゃぐちゃになったチョコケーキがあった。二歳の手でケーキを取り分けたのがすぐわかった。

「冬音」

 思いっきり抱きしめる。

「ママ。ケーキ」

「ありがとう。ケーキおいしくいただくわ。これ。ママが作ったの。パパに着せてもらって」

 ドレスを見せる。冬音の顔に笑みが広がっていく。

「ママ大しゅき」

「冬音〜」

 えぐえぐと二歳児の胸で泣く愛妻をほっとした思いで斗真は見ていた。森で見たときは本当に消えてしまいそうだった。斗真が今までの世のなかで何度も見ては心を凍りつかせたあの雰囲気を今世でまともに見た。怖かった。今失うとどうしたらいいかわからない。斗真、声が聞こえてきた。

「そこにいるんでしょう? 冬音にはここの階段は難しいもの。冬音にドレスを着せてあげて。私は部屋でケーキ食べているから。さぁ。冬音。これを持ってパパのところへ行きなさい」

 まだはかなげな雰囲気なのだろう。冬音が躊躇している。

「ママはお部屋にいるから大丈夫よ。パパのところへいってらっしゃい」

「ママ。ごめんなちゃい」

「いいのよ。ママは冬音のことをずっと愛してるわ。それだけ覚えておいて」

 言うと冬音は納得してとことこ歩いていく。

「パパー。っママ作った。きるー」

「わかった。彩、ゆっくりしろよ」

「ありがとう斗真」

 声だけが聞こえてやがてドアが閉まった。姿を見たかったが冬音が先だ。子供部屋に行く。不器用にも気持ちのこもったドレスだった。ドレスを鏡越しに見て冬音がにまーっと笑う。彩の笑うときとそっくりだ。子供たちは彩を愛しているのだ。ただそれが焼きもちなどに出てしまう。今まで快調にすすんできたから挫折感も大きいのだろう。

「ママー」

 鏡の中の自分を指さす。

「そうだな。ママみたいにきれいだぞ。さぁ。下に行こう」

「うん。ママは?」

「ママは少しつかれているからおねんねしないといけないんだ。ママは今頃冬音の持ってきたケーキをたべてるよ」

「おねんね?」

「そう。おねんね。ママは一生懸命にみんなを育ててくれてるから時々おねんねが必要なんだ」

「ねんね。おもしろくなーい。ママといっしょ」

「だとさ。となりのスパイ様。メイクぐらいして来いよ」

 隣の部屋で急にばたばたと派手な音が聞こえる。

「冬音! ママと一緒に行こう」

 隣の部屋から彩が飛び出てくる。

「ママー。ねーもねんねなの」

「ねんね? 寝るの?」

「ちがう」

 そういって自分を指さす。

「呼び方ね。わかった。これからはねんね、って呼ぶわ」

「ママ大しゅき」

「ママもねんね大好き」

 冬音を抱っこして降りると山野家も来ていた。山の下と上の違いだから行き来は簡単だ。

「大丈夫なの? お姉ちゃん」

「そっちこそ。あーちゃんに変化は?」

「ないよ」

「よかった」

「ママ!」

 夏音が寄ってくる。

「のんのん。ねんね」

 自分を指さして冬音が言う。

「ねるの?」

「ちがーう」

「呼び名よ」

 そっと夏音に耳打ちする。夏音はそれを聞くとにっこり笑う。

「夏音お姉ちゃんとあそぼ」

「いくー」

「あーちゃん。ねんねも遊ぶって」

 三人で鬼ごっこを始める。

「私いらないんじゃ」

 子供たちはすでに子供世界を作っている。

「いるんだよ。大事な場面では。パパじゃだめなんだとさ」

「そうなの?」

「ケーキ吹き消すときママいないーって泣いて俺がふいたんだ」

「呼んでくれればよかったのに」

「冬音がどうでるか見たかった。まさかケーキを取り分けるとわな。ママチョコケーキしゅきだとさ。で上まで連れてけと行かされた。森でのお前にビビったんだろうな。俺もビビった。まじでしばらく療養しろ」

「そんなに死にかけに見える?」

「見える」

「じゃ、斗真が看病してよ」

「いいが稼ぎが無くなり首になる」

「京大受けたら?」

「いいのか、本当に」

「うん。斗真を吉野家で縛りたくないの」

「しばられまくりのお前にいわれたかない。当分ムコ殿でいるさ。危なかっしくて京都に行けない」

「斗真ったら」

 こそこそ話していたら冬音が指さす。

「パパ、ママ。ラブラブ」

「冬音あなたまで言うの? やめてよ。普通にいちゃつかせてー」

 幼児三人が声をそろえる。

「ダメ。ラブラブはふたりっきりなの」

「もうませたお嬢たちめー。どこでそんな言葉覚えたのー」

 安静と言われているのに幼児と追いかけっこを始める。良羅も冬音の後をついて回る。同じ時期に生まれたため仲が良い。諒に似ておとなしいがはかりごとにはちゃっかり乗る。結良と伽羅、春樹がよちよちあるいては転び由良と諒が大騒ぎしている。純也はすでにお休みタイムだ。そんな子供の世界に一人彩が入り込む。それが不自然でないのが吉野家の七不思議だ。筆頭当主なのだが。順が声をかける。

「おねえちゃん。ケーキなくなるよー」

「だめー。チョコケーキは私のものー」

 消えそうでも命削っても彩は彩らしい。今世ではしぶとい夫婦でいられるようだ。もう少ししたら本当に抱き上げてでもベッドへごーだがしばらくだけ楽しませようと斗真は愛してやまない妻の笑顔を見つめていた。

| comments(0) | - | 12:33 | category: 05ありのままにあるがままに storys |
# ありのままに あるがままに Story 姫たちのティアラ

 

「で、でけた」

 ぞんざいな言葉で目の前にあるティアラを斗真は見つめた。夏音と綾音用である。夏音にせがまれて急きょ諒を巻き込んでの復元であった。幼児用に小さく作ったのでやや楽であったが。冬音がそろそろ二歳である。追加注文がないことを祈る斗真であった。共同復元者の諒の元へ行く。

「諒。入るぞ」

 ノックをして離れに入る。一家睦まじく団欒の途中であった。

「割入って悪いが、諒でけたぞ」

「何が?」

 斗真はなんでも作るため諒はいつも確認を怠らない。子供が生まれることであってもできる、ですませるぐらいだからだ。

「ティアラだ。お前の宝石でやっとできた。サンキュ。諒」

 そこへ彩が飛び込んできた。

「斗真。夏音が高熱だした。インフルエンザかも」

「予防接種したはずだろう?」

 走って戻りそうな彩の手を強引にひいて母屋に戻る。

 幼児用ベッドで夏音が真っ赤な顔をして寝込んでいた。

「パパー。頭ががんがんするのー」

 つらそうに斗真に訴える。

「今すぐ病院だ。大丈夫だからな。今は症状を軽くする薬ができてるからな」

 子供にはわからないことを説明する。毛布にくるんで抱きかかえると車に乗せる。斗真の代わりに彩が抱きかかえる。

「しっかりしろよ。夏音、彩」

「うん」

 と親子ともども弱弱しく答える。斗真は弱弱しい彩を叱咤する。

「お前が弱ってどーするんだ。しっかりしろ」

 うんと今度はしっかりした答えが返ってきた。

「よし。その調子だ」

 彩と夏音を励ましながら斗真は病院へ向かう。調べるとインフルエンザではなかった。普通の風邪ということだった。しっかり休養と栄養があれば治る。ただ他の子供たちのそばにはいられない。これ以上伝染しては吉野家崩壊だ。彩たちの部屋に寝かせることにした。

帰路につきながら斗真は夏音に言う。

「のん。平熱が下がったらいいもんやるからな。綾音も呼ばないと」

「あーちゃん呼ぶの?」

「そうだ。とびっきりのプレゼントやるから。病気を早く治すんだぞ」

「うん。パパありがとう」

 そういって瞼を閉じる。開けてるのもつらいのだろう。

「斗真がパパでよかった。思わず取り乱したから」

「お前、昔からその傾向あるな。子供べったりやめろよ」

「いいのー。反抗期まではべったりするのー」

 ふっと夏音が瞼を開けて問う。

「ママ、はんこうきって何?」

「夏音がパパやママをもういやって思うときよ。今は考えないで寝なさい」

 夏音の球をなでる。何度もなでる手いる間に夏音は深い眠りに落ちていく。

「お前。それだけは特技だな。眠らせるのは」

「そう? いい子いい子していたらどの子も眠るわよ」

「それがすごいっての。俺は絵本たのみだからな」

「斗真の絵本読む声好きよ」

「そうか?」

 いい気分があがってくるが今は我が子の病が無事であることを祈るばかりだ。高熱にもいろいろある。このまま薬で落ち着いてくれたらと斗真はハンドルを強く握った。

 看病は彩が主にした。他の子の世話を斗真が一手に引き受けて。ウィルスをうつすわけにもいかない。自然と分担していた。彩は思い出したリンゴすりを与える。夏音の顔に笑顔が戻る。

「おいちぃ。これ何?」

「リンゴよ。すって食べやすくしたの。おいしい?」

「うん。カステラよりおいちぃ」

 カステラの牛乳浸しも与えていたが夏音はリンゴがお気に召したようだ。夏音の熱は下がり気味だが長期間かかっていた。病院へ行っても原因はわからなかった。毎日夏音を失うかもしれない恐怖を彩は一人抱えていた。突然、夏音は抱っこを彩にねだった。

「ママ、抱っこして」

「大丈夫? 熱は?」

 図ると三七度代で落ち着いてた。彩は重くなった夏音を抱き上げた。

「ママの抱っこ久しぶり」

「そうね。いつもパパだもんね。夏音。かわいい子。いつまでもかわいい子でいてね」

 そういって頬すりをする。記憶を取り戻したとき夏音はどうするだろうか。パルヴァールへ戻るだろうか。つらつら考えていると夏音の小さな手が彩の眉間をなでていた。

「ママ。また悩んでいるの?」

「悩むって言葉どこで覚えたの?」

「パパがママがすぐに悩むからほっておけないって言ってた。それにママもパパのおでこになでなでしてる」

「ありがとう。夏音。素直な子でいてね。ママ、夏音が大好きよ」

 そうしてまた頬おすりする。

「夏音もママ大好き」

 そういって夏音も頬すりを返す。抱っこして頭をなでてやる。そのうちまたうとうとと眠りだしたのでそっとベッドに寝かせる。しばらく我が子の顔を見ていると綾音の声がした。

 綾音は幼稚園に通っている。順には夏音が寝込んでいることは話していない。不思議に思いながら迎えに出る。

「のんちゃんは?!」

 すごい剣幕で尋ねられる。

「女王様が言ったの。のんちゃんを助けてほしいって」

「女王様? ひーちゃんじゃなくて?」

「あーたんそっくりの人が夢に出てきたの。その人が言ったの。のんちゃんを助けてあげてって。パパに話したらすぐ連れてきてくれたの」

 古の女王が・・・。

 すぐ彩は綾音を夏音がいるベッドに案内した。

「のんちゃん!」

 綾音が駆け寄り夏音の手を取る。

「今、楽にしてあげる。女王様、のんちゃんを楽にする方法を教えてください」

 

『夏音。我が血脈を受け継ぐ姫よ。この少女の祈りにて回復せよ』

 

「古の女王・・・。私の半身」

 室内に現れた女性は髪の色さえ違えど彩そっくりだった。

 

『わが半身の女王よ。そなたも祈るのだ。娘の回復を』

 

 言われるがまま彩は夏音の手を取っていた。

「夏音。ママよ。私の力をあげる。助かって」

「のんちゃん。あーちゃんも力をあげる。治って」

 二人が祈ると夏音の体から緑色の光があふれてくる。そしてやがて光の神の光も夏音を包んだ。緑と黄金の光に包まれていた夏音の頬がバラ色になってゆく。

「夏音!」

「のんちゃん!」

 二人が瞼を閉じる。祈りを深める。やがて光は消えしずまった。女王も消えた。眠っていた夏音が目覚める。

「あーちゃん? ママ?」

「夏音、お熱を測りましょう」

 おでこのカンではわからない。正確な熱を測る。熱は下がっていた。血色も良い。

「しんどいところはない? 頭がふらふらするとか」

「なんにもない。夢の中でママとあーちゃんが名前呼んでくれた。違う方向から懐かしい人の声も聞こえたけどママとあーちゃんがこっちおいでって言ってくれて目が覚めた」

「夏音! よく戻ってきたわね」

 思わず強く抱きしめる。

「ママ。痛い」

「ああ。ごめんなさい。今からお風呂入ってお洋服に着替えましょう。あーちゃんとししょーのお茶飲んでパパを待って驚かせよう」

 そして礼の意味を込めて綾音を抱き締める。

「あーちゃん。ありがとう。気づかぬうちに夏音を失うところだった。あーちゃんのおかげよ」

「あーたん。痛い」

「ああ。ごめん。じゃ先にリビングに行っててくれる?」

「うん。その前にのんちゃんだきだきする。のんちゃん!」

「あーちゃん!」

 この二人の強いつながりはなんなのだろう。封印を施された者同士惹かれるのだろうか。互いが互いを救っているのかもしれない。将来もこの二人の絆があれば救われるのかもしれない。夏音が記憶をもどしても。

「よかったね。おねえちゃん」

 後ろから声をかけられてびっくりしてふりかえる。

「順、今の見ていたの?」

「しっかりね。斗真兄ちゃんにはどう話すの?」

「しかたないわ。そのまま話すわ。夏音の封印を解くところだったんだから」

「ふういん?」

 夏音がきょとんとしている。

「夏音の中のお友達がふしぎな力を持っているの。おねんねしてるのを起こしかけたの。いずれママの力なしに起きて夏音とお話しすると思うわ」

「ふぅん」

 興味がなさげな返答である。むしろ遊び友達の綾音がいる喜びの方が大きいらしい。

「あーちゃん。幼稚園は?」

「お休みしたの」

「いいの?」

「のんちゃんが危ないときにのんきに幼稚園いってらんない」

 大人びた口調に順も彩も苦笑いを禁じ得ない。

「のんちゃんとお家が遠くて会えないんだもん」

 すぐに子供らしいすねた口調に戻って順と彩は笑いあう。

「あーちゃん。鬼ごっこしよう」

 遊びたくて夏音はうずうずしている。

「夏音。熱が下がったところだから走りまわっちゃだめよ」

 夏音が不満な表情する。

「夏音のお茶飲んでいっぱい話しなさい。あーちゃん夏音のためだけに来てくれたんだから」

「はーい」

「あーちゃんはリビングで待ってて。すぐ夏音つれていくから。夏音はバスルーム。ずっとお風呂に入れなかったでしょ。さっぱりしましょ」

こちらもはーいと不承不承の返事がかえってくる。似た者同士か。

「順。美夕ちゃんは?」

「車で待たせてる」

「連れてきて」

「了解。綾音、リビングで純也用の椅子用意しておいて」

「はーい」

 勝手知ったる吉野邸。機嫌よく返事して綾音は飛び出していった。

「さぁバスルーム行きましょ」

 こちらも機嫌よい返事をしてバスルームに向かった。

 すぐ夏音は戻ってきた。長い彩そっくりの髪はそろって後頭部で一つに結ってながしてる。斗真ならいろいろアレンジできるが彩は苦手なのでいつもの髪型にしておいた。

 夏音のししょーの茶を飲んでると車の止まる音がした。

 夏音が飛び出していく。

「パパー!」

 玄関先で元気いっぱいの娘を抱き上げて斗真がリビングに入ってきた。いつもより早い帰宅だ。順が気を利かせたのだろう。特に斗真が女王の事を聞き出すこともなかった。

「よかったな。のん。綾音が来てくれて。熱も下がってよかった」

「ほんと。なぁ。斗真ちょうどいいんじゃないか」

「そうだな」

「何が?」

 男二人の会話にみなはてな、である。

「のん。あーちゃん。プレゼントがあるんだが夕食前か今がいいかどっちだ?」

「今!」

 そろって答える。

「オッケー。諒手伝ってくれ」

「了解」

 復元ルームのほうに行く。二人の子供はそれだけでわかったようだ。くすくす笑いあってる。

「なぁに。二人とも楽しそうだけど」

「そうですわね」

 由良も同意する。斗真と諒が戻ってくる。ビロードの赤い布に包まれていてわからない。

「さぁ。お姫さま方戴冠式だ」

 斗真と諒が布をはらうとそこには幼児用に復元したパルヴァールの王妃のティアラがあった。二人の目がきらきら光る。

「さぁ。お姫様ティアラをお受け取りください」

 斗真が似合わない丁寧語で夏音の頭にティアラを載せる。沙羅の時代の時の夏音の成人の儀がだぶる。夏音はパルヴァールを選ぶのか。その方がいいのか。今自分の子として育てているのは間違っているのか。彩の心の中は複雑だった。古の女王が夏音の加護についてるならいずれそうなるのかもしれない。身を切られるような思いをが彩の中に渦巻く。

「どうした。固まって」

 二人はティアラをかぶってその辺を駆け回ってる。彩だけがトリップしていたようだ。

「まるで嫁に行くようで」

「ウソが下手だな。夏音だろ?」

 何もわかっているという斗真に彩は思わず抱き着く。

「夏音が・・・」

 思わず涙声になる。

「大丈夫だ。あの子はどこへ行っても我が子だ。それを忘れるな」

「うん」

 斗真が涙をふいてくれる。そこへおませな幼児の揶揄がとぶ。

「あーたん。とーたんとラブラブ〜〜〜」

「パパ、ママラブラブしてる〜〜〜〜」

「して悪いか。娘のウェディング姿ならぬティアラ姿を見せたんだ。嫁に行くかと思ったんだ。ママは」

「夏音。お嫁にいかないよ。パパと結婚するもん」

 彩は泣き笑いで指摘する。

「パパはママと結婚してるから無理よ。結婚していない人と結婚しなさい」

「じゃ。ししょーとする」

「それも難しいぞ〜。大僧正様は一生独身だからな」

「どくしんってなに?」

「夏音が大きくなったらわかること。今はこのままでいてね」

 斗真から離れると夏音をぎゅっと抱きしめる。

「ママ。苦しい〜〜〜」

「パパとろうとしたおしおきよ〜〜〜。ママはパパの事大好きだからね」

 彩と子供のやり取りに笑いが起きる。そこへ吉野が来る。

「お嬢様方今日のリクエストはなんですか?」

「カレーライス」

「またですか?」

「またって?」

 順が聞き直す。

「病気が早く治るようにお好みのものをつくっていたのですがここ数日カレーライスでして」

「吉野特製のカレーライス作って」

 同じくカレーなら何日でもという彩が頼む。

「彩様まで。今日で最後ですからね」

「わーい」

 幼児二人と大人一人がハイタッチしあってる。

「さっきの涙はなんだったんだ。俺の好意を返せ」

「返さないもーん。斗真の愛は誰にもあげないもん」

「言ってろ。三歳児になって。俺は夕食まで寝てくる」

 斗真がベッドルームに戻りまた静かな時間が戻る。幼児二人のはしゃぎまわる音以外は。

 吉野の里にそろそろ雪の足音が聞こえ来るころの事であった。

 

| comments(0) | - | 23:47 | category: 05ありのままにあるがままに storys |
# ありのままに あるがままに Story 吉野家四人娘

 

 

「そうか。そんなことがあったのか」

 プールでの出来事を話すとそんな答えが返ってきた。ここは復元ルームである。彩はちせつながも斗真のティアラ復元を手伝っていた。

「あーちゃんの封印が一部解けたけどすぐ戻ると思うわ。夏音もひーちゃんと友達になりたいっていうから夏音の中にもお友達がいるのよって言っておいた。そのことで困ったらパパとママの事を思いだしてって」

「なるほどな。綾音につられて早めに目覚める可能性もあるな」

「そうなの」

 と答えたところでスマホの目覚ましが鳴った。

「あら。もうこんな時間。はる君のミルクの時間だわ。行ってくるね」

「ああ。こっちはもう大丈夫だから今度は諒の方を手伝ってくれ」

「そんなこしたら由良に殺されるわよ」

 そっと頬にキスをすると熱いキスが返ってきた。こうして二人きりだと恋人時代に戻ったみたいだ。上機嫌でベビールームに行くとすでに美夕と由良がいた。

「はる君、ママですよー」

 春樹を抱き上げ用意していたミルクを飲ませる。げっぷさせるとすぐ眠りに入っていく。春樹はよく眠る。おかげで夜泣きに困らない。隣では美夕が授乳させている。

「そういえば、一番大事なことを忘れてた。その子の名まえは?」

「純也です。パパとは字違いで」

「かわいい名前ね。じゅんちゃんこんにちは」

 手に触れるとギュッと指を握ってくる。

「いいわね。赤ちゃんの仕草って」

 満足げに言ってると由良がぎょっとして言う。

「姉様本当に双子を産むつもりですか?」

「まぁね。斗真もまんざらじゃないみたいだし」

 そこへ不思議そうな声で美夕が入ってくる。

「どうして双子って最初からわかるんですか?」

 そこへ彩が言う。

「それは事情があってね。それより美夕ちゃんその敬語やめようよー。私たちの仲じゃないの」

「そうはいってもパパも同じですし」

「ですし、じゃなくてだし、ぐらいで譲歩しない?」

 美夕が困り果てる。そこへ綾音と夏音を連れて諒と順が入ってくる。

「どうしたの? 美夕。困った顔をして」

 目ざとく順が察知する。

「困るというか、敬語をやめてと言われて」

「それは俺も賛成」

 諒が言う。

「由良さんだって丁寧語じゃないですか」

「これは生まれた時からだから仕方ないの。順には普通に話してるじゃないの。これで行こうよ」

「でも」

「おねえちゃん。美夕を泣かせたら反撃するからね」

「やれるものならやってみなさいよ」

「あ・・・姉様ケンカしちゃダメです」

「いいもん。あーちゃんうちの子にするから」

「だから姉様」

 いくら止めても順対彩である。

「ねー。あーちゃん。あーたんと一緒にいようねー」

 うんと何を聞き違えたのか綾音が答える。だが、そこで意外な妨害が入った。

「ママは夏音のママなのー。あーちゃんのママじゃないもん」

 彩の足もとにくっついて夏音が泣き出す。それにつられてベビールームの子供たちが言一斉に泣き出す。すごい合唱で耳をふさぎたいが泣き止まさないといけない。大人総出であやしだす。そこへナイスタイミングで斗真が通りかかる。

「どうしたんだ? お前ら」

「どうしたもこうしたも。夏音が泣き出したらつられてみんな泣き出して。助けてー」

「俺は知らん。一人だけつれていってやる。のん。おいで」

「パパー。ママがあーちゃんのママになるって言ったー」

 夏音が泣きつく。

「夏音。それ言っちゃだめー」

 止めるが後の祭りである。

「何字。お前は俺の嫁だぞ。順にはやらん」

「いや。お兄ちゃん。その逆だって」

「逆だろうがなんだろうがダメなもんはダメ。お前は俺のモノ」

 夏音を抱っこしたまま抱き寄せる。しっかり抱えて離さない。

「モノでもなんでもいいからこの大合唱を何とかして」

「ああ。こういう時に使えるもの持ってる。持ってくる」

 夏音を連れて研究室に行って戻ってくる。

「持ってきたぞ」

 音を流す。するとぴたっと止まった。

「さすが」

 皆の尊敬のまなざしに斗真がふんぞり返る。

「経験がものを言う」

「ありがとー。斗真。夏音もママがあーちゃんのママにならないから安心して」

「ホント?!」

「うん。ホント」

「ママー」

 ぴとっと夏音が足元にくっつく。血がつながっていなくとも夏音は我が子だと実感する。

「じゃ。ししよーの茶でも飲むか。疲れたろう」

 斗真が言う。

「斗真ありがとー。やっぱり斗真のお嫁さんになってよかったわ」

 首に抱き着く。斗真がつむじにキスする。

「ごちそうさま」

順が言ってアウトオブ眼中だったことに気づく。恥ずかしさで真っ赤になる。

「こんなので恥じ入っていたら双子産めないぞ」

「だから。他人の前でその話はやめてよ。子供たちもいるのよ」

「かまわん。子供を授かるのは科学の神秘だ。産まれる時は産まれる」

「なんかししょーみたい」

 彩もいつの間にか大僧正をししょー呼ばわりである。

「そうか? じゃ行くぞ」

 大人たちと年長組二人連れて階下に降りる。夏音が詰め合わせの箱を持ってくる。この茶葉は夏音の許可なしに飲めない。なにせ夏音のししょーのブレンドだからだ。彩の大僧正様はきっちり夏音に奪われていたのであった。

「どれがいい?」

 夏音が聞く。斗真がポットとカップを用意していた。

「落ち着くのがいいわね。これはどう? 夏音」

「わかった。ティはパパが入れてくれるって」

 そういって袋を斗真に渡す。穏やかな時間がやっと流れる。

「おいしい。大僧正様元気かな?」

 懐かしくてついつぶやく。

「まだ帰ってきていくらもたってないだろうが。この家出娘め」

「家出じゃないもん。用事で行ったんだもん」

 子供のようにすねる彩を見て夏音が困ったわねぇ、と彩の仕草をまねていう。逆転現象に皆笑う。

「笑わなくてもいいでしょー。パルヴァールへはめったにいけないんだから」

「そうなんですの?」

 由良が聞く。

「そう。ある時期まではね」

「何かややこしい事情があるのね」

 と美夕が言った途端彩が言う。

「美夕ちゃんナイス!」

「何が?」

「その口調よ。敬語はいらないからね」

「わかってるわ。もうあの大合唱は聞きたくないもの」

 全員頷く。恐ろしい現象だった。

 まったりしてるのを破る恐ろしい吉野の言葉が入ってきた。

「皆様お揃いで来られましたが」

「皆様?」

「新一さまたちです」

 はぁ?、と疑いたくなる言葉である。恐怖の事実に気が付く。子供が増える。

「まだリフォームしてないおのに。吉野、子供の数数えて。由良運転の準備。ベビーベッド買いに行くわよ!」

 彩がてきぱき指示を出す。智将の妻も智将になるのか。諒の七不思議のひとつである。久しぶりの当主ぶりに吉野も満足げである。

「吉野、ボーっとしない」

「はい。行ってまいります」

「由良行くわよ」

「彩、財布だ!」

 吉野家の財布は斗真がもっている。その他の財産は吉野管理である。吉野から斗真に

毎月お金が渡され大きな買い物のときはそれを使う。

「サンキュ。斗真」

 キャッチすると勢いよく出ていく。

「ママ、なんかかっこいい」

「あーたん、素敵」

 年長組がうっとりしている。

「二人とも間違っても彩を見習うなよ。ぶっとび娘になるぞ」

 斗真が注意しても聞いていない。

「だめだ、こりゃ」

 彩が三人。頭が痛い。この三人、いや由良を交えて四人か。これで吉野邸は動いていくのだろう。成長ぶりが恐ろしい斗真たちである。それも吉野家とのかかわりのおかげか。まだいい方に転ぶよう願う斗真達である。斗真は当主のムコ殿として客の接待に玄関へと向かった。

 

| comments(0) | - | 17:09 | category: 05ありのままにあるがままに storys |
# ありのままに あるがままに Story 夏音の中の夏音

 

「順いらっしゃい」

 やっとなじんだ我が子を抱いて彩は玄関を開けた。

「あーたん!」

 綾音がぴとっとくっつく。

「いらっしゃい。あーちゃん。元気にしてた?」

「うん。ランドセルのお金ありがとう」

「やっぱりランドセル代にしたんだ」

 綾音から順たちに視線をあげる。

「修にいちゃんからきいた。由良姉ちゃんと彩姉ちゃんが切り出したって」

「修め。おしゃべりなんだから」

「まぁ。そとはなんですから中へ」

 由良が結良と伽羅を連れていう。双子の世話は大変だ。

「おじゃまします」

「しっかりしてきたわね。頼もしいわね」

 美夕に微笑みかける。美夕も嬉しそうだ。

「あーちゃん!」

「のんちゃん!」

 昼寝から起きてきた夏音が綾音を見つけてひしっと抱き合う。

「友情が熱いわね。最初はどうなるかと思ったけど」

「本当に」

 母親三人で納得しあう。

「あーちゃん。お土産」

 先日買った貝のネックレスを綾音の首にかける。

「のんちゃん。ありがとう。お父さん、お母さん、のんちゃんがくれたの。きれいでしょ」

「本当だね。パルヴァールへ行ったの?」

「うん。観光がてらにね」

「ししょーに会ったの」

「ししょー?」

 聞きなれない言葉につい聞き返す。

「大僧正様よ。夏音はししょーって言うの」

 なるほどと、順は納得する。

「大僧正様って舌噛みそうだもんね」

 社交辞令はそろそろといった具合に順が切り出す。

「で、お姉ちゃん。増設した復元ルームって?」

「耳が早いわね。ティアラの復元に一時的につけただけよ」

「ティアラ?」

 何のことかと順は切り返す。

「パルヴァール王妃のティアラよ」

「おとーさん。ティアラってなぁに?」

 見たことがない綾音が尋ねる。

「王妃様が冠る冠の事だよ」

「順、見たこともない子にその説明はないでしょうに。おいであーちゃん。途中までできているから見せてあげる」

「お姉ちゃんずるい」

「百聞は一見にしかずよ」

 保存ルームの隣にある扉を開ける。ティアラの画像と形ができかけている物体があった。乱暴な字で『触るな』の文字が書いてある紙が貼ってある。金庫にでもいれればいいものを。

「あーちゃんもほしい。お父さん作ってー」

「お父さんは文字専門だから無理だよ」

「あーちゃんもほしい」

 目に涙がたまる。

「大丈夫よ。あーちゃん。斗真に頼んで作ってもらうから」

「いいの。お姉ちゃん」

「一個作るのも二個作るのも一緒でしょ。何とかなるわよ。さぁ、出ましょ。長居すると斗真が怒るわよ。

「ええー。もっと見たい」

 順がだだをこねる。

「順だけみてなさい。私たちはプールにでも行ってるから」

「ほーい」

 順だけ残して在宅中のメンバーで市民プールへ行く。夏音と綾音は仲良くビート版で泳ぎの練習をしている。彩は0才児達を連れてもっと浅いプールで見ていた。1時間過ぎたころだろうか由良が血相を変えてやってきた。

「綾ちゃんが!」

「どうしたの?」

 緊迫感が走る。

「足をつったみたいでプールでおぼれたの。今ライフセイバーさんがきてますわ」

「由良、この子たちをお願い」

「はい!」

 彩が駆けつけると綾音はプールサイドで寝かされていた。心肺停止はしていない。意識を失っているだけだ。夏音が泣いて名前を呼び続けている。

 近くに光の神の気配を感じた彩はとっさにコンタクトをとっていた。

 『光の神よ。力を貸して』

 意識の奥で光の神を呼ぶ。ほんの一瞬見たことのあるものにしかわからないほどの光がチカっと素早く光った。綾音の目がぱっちり開いた。

「ひーちゃん?」

 封印が少し解かれた。だが日常にもまれてやがて忘れるだろう。今覚えていてもすぐに忘れると思い封印はしない。美夕が綾音をきつく抱きしめる。

「お母さん痛い」

「ごめんね。綾音が死んだかと思ってびっくりしたのよ」

「あーちゃん死なないよ。ひーちゃんが助けてくれたもの」

「ひーちゃんが?」

  美夕が尋ねる。

「うん。苦しいと言ったら助けてくれた」

「あーちゃん!」

 夏音が抱き着く。怖い思いをしたのだろう。泣いている。

「夏音。泣かなくても大丈夫。あーちゃんにはひーちゃんがいるから。あーちゃん大丈夫?」

「ひーちゃんって誰?」

 涙を拭いて夏音が聞く。

「あーちゃんのお友達。今はおねんねしてるの」

「ちょっとだけ起きて助けてくれたのね」

 彩は優しく綾音を抱き締める。

「お父さんにひーちゃんのことは言っちゃだめよ。びっくりしちゃうから」

 美夕と暗黙の了解を視線を交わし合う。

「夏音もひーちゃんとお友達になりたい」

 夏音がねだる。綾音の友達は夏音の友達なのだろう。彩は息を整えていう。

「夏音には別のお友達が心の中にいるのよ。夏音がおおおきくなったらお話しできるようになるわ。そのことで困ったらいつでもパパとママを思い出して。夏音をすごく愛しているパパとママの事をね」

 夏音が不思議そうな顔をして自分を指さす。

「ここにいるの?」

「そう。夏音の心の中にいるの。いい? 夏音にはパパとママがいることを忘れないでね」

「忘れないよ。夏音のパパとママだもん。ねーもはるもいるもん」

 彩は夏音の頭をやさしくなでる。

「さてパパたちが帰ってくる前に帰ろうか」

「うん」

 幼子はそろって答える。プールが怖くならないといいがどうも光の神と接触したことで恐怖はないらしい。帰ると早々に帰ってきたムコ殿たちは順とオタクな会話を広げていた。

「パパ―。プール行ってきた。あーちゃんとばたばたしてきたよ」

「お父さんただいまー」

 綾音が順の胸に飛び込む。

「おいおい。今日はどうしたんだ? お父さんに甘えるなんて明日雨ふるじゃないか」

 彩と美夕と由良はそっと視線を交わす。斗真は目ざとく察知したようだが他は気づいていない。話は後だ。

「パパ―。おなかすいたー」

 夏音が夕食をねだる。

「パパに言っても料理は出ないわよ。吉野にリクエストしてきなさい」

 彩が言うと台所に一目散にかけていく。綾音が後ろからついていく。仲の良い光景に心が和む親たちである。しかし台所から出てきたのは吉野でなく修だった。彩は目を丸くする。斗真がくつくつと面白げに笑う。

「忘れたのか? 今日は夏音の誕生日だぞ。母親が忘れてどーする」

「あー。プレゼント選んでないー」

「と思って買ってきた。ミニプラネタリウム機だ」

「ありがとー。斗真愛してる」

 首にだきつく。

「娘の前でいちゃつくな。早く嫁にいくだろうが」

「私の娘だもの早いわ」

「俺は許さんぞ。俺は」

 勝手に言ってなさいと彩は言って修の後についていく。目当てはケーキだ。食卓にはお抱えシェフ吉野顔負けの料理とデザートがあった。

「夏音がねー。これとあれとー」

 さすが彩の娘。デザートをしっかりえらんでいる。

「さぁ。バースデイの歌を歌うぞ」

斗真が電気を消してローソクに火が三本灯る。

 みんなで歌を歌う。終わったところで夏音はローソクの火をふぅっと消した。拍手の中

電気がつく。

「のんのんのために修おじちゃん。アメリカから来たぜ。一杯たべてくれよな!」

 元気よく言って修はケーキを切りわけ始める。

「あら。今日はケーキって言わないのね」

「当たり前だ。子供のケーキ盗むほど落ちぶれてねー」

「そーいやリリーは?」

 ぽっと修が赤くなる。すぐに想像はついた。

「おめでとう。日本にも連れてきてね」

「お・・・おう。そっちこそそろそろまた生まれるんじゃねーか。年子3連ちゃんじゃねーか」

 それはねー、と含みを持たせて彩が言う。斗真が固まる。

「斗真次第!」

「がんばれ斗真」

 修ががしっと斗真の肩を持つ。

「次産まれたら俺は破産する」

 そこへ彩の突込みが入る。

「そんなわけないじゃない。この短い間に主任にまで上り詰めたんだからがっぽり稼いでるじゃない」

「次お前双子と言ったじゃないか。最高記録更新するぞ」

「いいじゃない。イクメンパパしてくれるし」

「2週間もほっつき歩いて言える言葉か」

「根に持ってるわね」

 もちっと斗真が答える。そこへ夏音の突込みが入る。

「パパ、ママけんかしちゃや」

「ケンカじゃないぞー。いちゃついてるんだ。パパとママはラブラブだからな。心配しないでごちそう食え」

「それがいちゃいちゃ?」

 綾音のするどい疑いのまなざしに彩も斗真もぎくっとなる。夏音より多くこの場面を見ている綾音だ。指摘は鋭い。

「なっ。彩ケンカしてないよな?」

「そ・・・そうね。いちゃいちゃしてるわよ」

「ほんとにぃー?」

 二人にじーっとみられる。

「ほら。食べたらパパからのプレゼントでイベントがあるからしっかり食べなさい」

 彩が食卓のほうに意識を向けさせる。

「そうそう。星の好きな夏音のためにパパとママが選んだプレゼントがあるぞ」

「はぁい」

 疑いの目は変わらなかったがイベントの件は気がひかれたらしい。ごちそうに手を出す。ほっと一安心だ。ミニプラネタリウムで子供たちがはしゃぐのが目に浮かぶ。

長い夏がようやく終わろうとしていた。

 

| comments(0) | - | 07:46 | category: 05ありのままにあるがままに storys |
Recommend
ジェックス デュアルクリーンフリー 上部式フィルター 45-60cm水槽用 スライド式
ジェックス デュアルクリーンフリー 上部式フィルター 45-60cm水槽用 スライド式 (JUGEMレビュー »)

外部から変えたら水の循環がよくなってコリちゃんがホバリングをよくするようになりまいした。元気になりほっ。
Profile
Mobile
qrcode
広い空へ

当麻君と夢の分身を恋愛させた禁断の二次。こっそり復活中。私を知ってる人は混乱必須。なんとなーくリンクを張る。リニューアル。アドレス変わりました。
Search this site
Sponsored Links